全日本ブレイキン2023┃パリ2024への道!オリンピック出場権獲得への重要な大会に
【写真: 2022 Getty Images】
2月18日と19日の2日間、日本ストリートダンスの聖地・代々木公園(東京都渋谷区)にある代々木第二体育館にて、ブレイキン日本一を決定する第4回全日本ブレイキン選手権が開催される。“オリンピック新種目”でパリ2024を目指すダンサーにとって重要な大会。見どころなどを紹介する。
代々木第二体育館で2月18日と19日に開催される第4回全日本ブレイキン選手権は、パリ2024出場に向けて重要な大会となる。ここでは“新種目”ブレイキンでパリ2024に出場するためのマイルストーンを解説する。
Tokyo2020において、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンなどが実施競技に採用されたが、パリ2024ではブレイキンが新たな仲間に加わる。ブレイキンはアメリカ合衆国ニューヨークが発祥とされるカルチャーで、DJのかける音楽に合わせ、2人あるいは2チームが交互にダンスを披露するというもの。日本では、1984年に公開された米国映画「Breakin'」の邦題が「ブレイクダンス」とされるなど、こちらの方がなじみ深い言葉かもしれない。
Tokyo2020において、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンなどが実施競技に採用されたが、パリ2024ではブレイキンが新たな仲間に加わる。ブレイキンはアメリカ合衆国ニューヨークが発祥とされるカルチャーで、DJのかける音楽に合わせ、2人あるいは2チームが交互にダンスを披露するというもの。日本では、1984年に公開された米国映画「Breakin'」の邦題が「ブレイクダンス」とされるなど、こちらの方がなじみ深い言葉かもしれない。
■代々木からパリへの道程
パリ2024では男女個人戦、「Bボーイ」と「Bガール」の2種目が行われる。出場枠は各種目「16」。開催国枠としてフランスが「1」を確保しているほか、ユニバーサリティ枠として「2」を割り当てるため、日本人選手は「13」の枠を巡って争うことになる。また日本は男女とも有力選手がそろうため、最終的には各国NOC(国内オリンピック委員会)に与えられる上限「2」(男女合計最大「4」)を巡っても、激しい戦いが繰り広げられる。
「13」のうち最初の「1」が決まる大会、それが9月にベルギーで開催される2023年WDSF(世界ダンススポーツ連盟)世界選手権だ。この大会で優勝すれば、パリ2024出場権を獲得できる。
次に、各大陸(アフリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニア・パンアメリカ)で行われる予選で「5」が決定。日本人ダンサーは、9月から10月に中華人民共和国で開催されるアジア競技大会で優勝を目指すことになる。そして残りの「7」は、2024年3月から6月に行われるオリンピック予選シリーズ(OQS)で決まる予定だ。
さて日本選手権の位置づけだが、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)は国際大会に派遣する強化選手、いわば日本代表を選考する場としている。つまり特殊な事情がない限り、日本選手権で好成績を残さなければ、パリ2024出場権を獲得できる国際大会への扉が閉ざされてしまうのだ。
「13」のうち最初の「1」が決まる大会、それが9月にベルギーで開催される2023年WDSF(世界ダンススポーツ連盟)世界選手権だ。この大会で優勝すれば、パリ2024出場権を獲得できる。
次に、各大陸(アフリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニア・パンアメリカ)で行われる予選で「5」が決定。日本人ダンサーは、9月から10月に中華人民共和国で開催されるアジア競技大会で優勝を目指すことになる。そして残りの「7」は、2024年3月から6月に行われるオリンピック予選シリーズ(OQS)で決まる予定だ。
さて日本選手権の位置づけだが、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)は国際大会に派遣する強化選手、いわば日本代表を選考する場としている。つまり特殊な事情がない限り、日本選手権で好成績を残さなければ、パリ2024出場権を獲得できる国際大会への扉が閉ざされてしまうのだ。
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