リーグ第5節 「えどりく」不敗神話更新へ準備は万端!

チーム・協会

【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 】

現在3勝1分と好調を続け、ホーム「えどりく」での不敗記録もトップリーグ時代を含めて10試合に伸ばしたクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、1月19日(土)に行われるNTTリーグワン2022-23 第5節に向けて、試合前記者会見をオンラインで開催した。

今回取材に参加した選手は、リーグワン50キャップの節目を迎えるロックのヘル ウヴェ選手(以下、ウヴェ選手)と、頼れるセンター、ライアン・クロッティ選手(以下、クロッティ選手)の2名。

ジャンパーの練習にも余念がないヘル ウヴェ選手 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 】

「スピアーズの優勝に向かってラグビーをエンジョイしたい」(ヘル ウヴェ)

まずは、要所要所でインパクトを与え、チームにいいエナジーを供給するヘル ウヴェ選手。強豪、コベルコ神戸スティーラーズを迎えるにあたり、
「どれだけ細かい部分にフォーカスし、自分の役割を忠実に実行して、相手を圧倒していくことが必要だと思う。スピアーズの強いFWがBKにボールを渡し、BKがトライを決めるようにもっていきたい。もちろんスティーラーズのFWはプライドをもって挑んでくると思うので、我々もしっかり向かい合っていきたい」と意気込んだ。

また、チームの好調ぶりについて「以前は個人でなんとかしていた部分があったが、今季メンバーが大きく変わらなかったこともあり、今は全員が一貫性をもってプレーに挑めている。若いメンバーが入ってきても、すでにあるシステムを共有できているので、問題ない」とし、個人としては、ロックのポジションに専念できていることをポイントにあげた。

「ヤマハ(現静岡ブルーレヴズ)やサンウルブズ(日本代表強化のために結成され、スーパーラグビーに参戦したチーム)では主にフランカーでの出場が多く、ボールキャリーや前に出ることが仕事だった。スピアーズではロックとして、メインジャンパーやモールなどにフォーカスしている。今はプレーに自信もついてきた」と、新たな役割にも馴染んだ様子をみせた。

ワールドカップイヤーということで、ジャパンへの思いを問われると、「今は先を見過ぎずに、スピアーズでのラグビーにフォーカスして、スピアーズの優勝というゴールに向かってラグビーをエンジョイしている」とのこと。

スピアーズでの活躍が続けば、その先の道も開けるはず。リーグワン50キャップという節目のゲーム、思いっきりエンジョイする姿を期待したい。
 

力強いキャリーもみたいぞ! ヘル ウヴェ選手 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 】

「成長する“クボタウェイ”を見せたい」(ライアン・クロッティ)

「フレッシュでいいコンディションをキープ中」のライアン・クロッティ選手 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 】

「スティーラーズはアタッキングチーム。ボールをキープできるいい選手がいて、アタックやオフロードにも強い。でも、自分たちのディフェンスシステムを信じ、自分たちの仕事をまっとうすれば、相手の脅威を止めることができる」

スピアーズでプレーするのも4シーズン目。ニュージーランド代表オールブラックスで活躍した世界的トッププレーヤーであると同時に、“クボタマン”として選手の兄貴分の役割を果たすクロッティ選手は、日々成長するチームの姿に自信を深めている。

「今はとってもエキサイティングな気持ち。新年になってますますチームはいい感じ。今週の試合も“成長するクボタウェイ”を見せる機会だと捉えている」

金秀隆選手、根塚洸雅選手と2年連続でリーグ新人賞を輩出。今シーズンも木田晴斗選手がトライを量産し、この第5節では島田悠平選手がFBで先発と、若手BK陣の躍動しているが、クロッティ選手は、彼らの活躍をどんなふうに感じているのだろう。

「彼らがチャンスをものしている姿を見られるのはうれしいこと。試合に出てしっかり結果を残していることも、いいチームの文化があることを示している。いいプレーをするにはいい準備が必要、彼らはハードにトレーニングし、研究し、とても一生懸命やっている」と目を細める。若手選手からは日々、いろいろな質問を受けるそうだ。

「ラグビーのことはもちろん、試合当日の過ごし方、睡眠時間について……“聞く”ことはとても大事なことだし、そうやって若手選手にアドバイスできることはシニアプレーヤーとして光栄なこと。支え合って、才能ある選手がハードワークして成長していけたらいいと思う」と続けた。

19日は「BLKスペシャルマッチ」として、この日のために特別に用意した黒を基調にした「BLKスペシャルジャージー」を身につけての試合となる。

「すごくクールなジャージー。僕にとっては親しみのあるカラーでもあるし(笑)。今週のサプライズだった。エンジョイしたい」


「スピアーズのファン、オレンジアーミーは、チーム、ファミリーの一員だと思っている。彼らに応援してもらえることが光栄だ。ファンの人たちとのつながりも楽しめている」とファンへの惜しみない感謝を口にしたクロッティ選手は、グリーンロケッツ東葛戦に続き、先発出場の予定。誰よりもこのスペシャルジャージーが似合う男が、躍動する姿を応援したい!

BLKスペシャルジャージーを着用するライアン・クロッティ選手!やっぱり黒が似合う! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 】

スピアーズのホーム「えどりく」不敗記録更新に向け、選手たちの準備は万端だ!

【NTTリーグワン2022-23第5節 神戸S戦メンバーは以下の通り。

1.海士広大 
2.マルコム・マークス 
3.松波昭哉 
4.ヘル ウヴェ
5.デーヴィッド・ブルブリング 
6.ピーター"ラピース"ラブスカフニ 
7.末永健雄
8.ファウルア・マキシ
9.藤原忍
10.バーナード・フォーリー
11.ゲラード・ファンデンヒーファー
12.立川理道
13.ライアン・クロッティ
14.根塚洸雅
15.島田悠平
16.杉本博昭
17.山本剣士
18.オペティ・ヘル
19.ルアン・ボタ 
20.トゥパ フィナウ
21.谷口和洋
22.押川敦治
23.テアウパ シオネ

海士選手とファンデンヒーファー選手はこの試合でクボタスピアーズ50キャップ達成。ヘルウヴェ選手はこの試合でリーグワン50キャップ達成となる。
※クボタスピアーズキャップ:公式戦出場試合数(プレーオフ、カップ戦含む)、リーグワンキャップ数:トップリーグ公式戦(プレーオフ、カップ戦含まない)+リーグワン公式戦(プレーオフ含む)

文:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ オレンジリポーター marizo
写真:チームフォトグラファー 福島宏治
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著者プロフィール

〈クボタスピアーズ船橋・東京ベイについて〉 1978年創部。1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備。2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からトップリーグの常連として戦ってきた。 「Proud Billboard」のビジョンの元、強く、愛されるチームを目指し、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23では、創部以来初の決勝に進出。激戦の末に勝利し、優勝という結果でシーズンを終えた。 また、チーム強化だけでなく、SDGsの推進やラグビーを通じた普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進している。スピアーズではファンのことを「共にオレンジを着て戦う仲間」という意図から「オレンジアーミー」と呼んでいる。

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