ジュビロ磐田 横内監督のミーティングを公開した理由を考える

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チーム・協会

【ジュビロ磐田 横内監督のミーティングを公開した理由を考える】

【これはnoteに投稿された神田川 JúbiloIWATAさんによる記事です。】
2023年1月9日、ジュビロ磐田の練習始動日。

私は大久保グラウンドの観客席に座り、選手がクラブハウスから出てくるのを待っていました。

私自身3年ぶりに訪問する大久保グラウンド。

久しぶりに選手に会えるワクワク感と、大久保グラウンドへの感慨深い気持ちが入り混じった思い。

雲一つない晴天の光で綺麗な緑色に輝くグラウンドをずっと眺めてました。

ふと時計を見ると、練習開始予定の午前10時はとっくに過ぎていました。

スマホに目を落とすとミーティングのため予定より遅れているようでした。この日はYouTubeでの生配信も予定されていたので、配信画面にはミーティング中である事が表示されていました。

結局選手達がグラウンドに現れたのは午前10時半頃。

でも、私は久しぶりの大久保グラウンドをボーっと眺めているだけで時間を忘れるくらい嬉しかったので、待ち時間に全く気付かないくらいでした。
さて、このミーティングですが、練習始動日の翌日1月10日にジュビロ磐田公式YouTubeチャンネルにその一部が公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=PjCLzPgpaqw&t=49s
率直に言って、驚きました。

監督と選手のミーティング内容は秘匿事項ですので。
もちろん、公開されたのはその極一部だと思います。

今回公開されたのは
2023 Jubilo IWATA チーム目標
1. J1復帰
2.チームの基盤作り
3.成長

何故あえてチーム目標を公開するに至ったのでしょうか?

私が思うに、

「目標をサポーターと共有し、一体となって戦うため。」

だと思いました。
サポーターも目標を共有できるので、選手との一体感を感じました。この動画の公開は嬉しい試みですね。
鹿児島キャンプでパワーアップして帰って来るのを楽しみにしています。
#ジュビロ磐田#jubilohttps://t.co/20eAQrOgNHJanuary 10, 2023

しかも、動画で公開したという点が非常に良かったと思います。

なぜなら、
・目標に込められた意図
・横内監督の口調から伝わる熱意
・ミーティングの空気感

など、目標を文字で読んだだけでは伝わらない内容を知ることができるからです。

まるで、選手と一緒にミーティングルームに居合わせているような感覚になりました。

2023年のジュビロのサッカーを観戦する上でも、サポーターも選手と一緒に目標を共有することで、目指すものにブレが生じないことが最大のメリットだと思います。

特に「目標2 チームの基盤作り」

これは、私も本当に求めていたものだったので、
「よくぞ言ってくれた!」
と嬉しく思いました。

ここ最近のジュビロはJ1に昇格しても、すぐJ2降格を繰り返しています。
何とか打破してもらいたいのです。

横内監督がその点に力を注ぐことを選手に、そしてサポーターに対して明言したことは大変良かったと思います。

しかし、一口に「基盤づくり」といっても相当の時間が必要と思います。

例えば、ジュビロは昨年J1でなかなか勝てない状況に対して、「強度がJ1レベルに達していない」と指摘されました。

この強度だけでも、一朝一夕には身に付くものではないはずです。

当然ながら「目標1 J1復帰」を目標に掲げていますので、勝ちながら基盤を作るという非常に困難なミッションに挑むことになります。

きっと勝ち点が思うように積み上げられない時期もあるでしょう。

そのようなチームの谷の時期を、クラブ、選手、サポーターがしっかり我慢をし、次の試合に活かすことが非常に重要なのかもしれません。

更に、藤田俊哉SDは練習始動日同日の2023年1月9日に行われた新体制発表記者会見で、昨年掲げた「2026年優勝」のビジョンを貫くと再度明言しました。
https://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=8723&year=2023&month=01
これは最速でも今年2023年にJ1昇格を決め、2024年〜2026年の三年間でJ1優勝するという非常にハードルが高い目標です。

従い、今年2023年は、J1でいかにして戦えるようにできるかというチームの基盤づくりのための非常に重要な年になることは言うまでもありません。
今回改めて横内監督の意図とチーム目標を選手と共に共有できたことは非常に有意義だったと思います。

ジュビロはこれから鹿児島キャンプを迎えますが、リーグ開幕まで約一か月と迫りました。

チームの三つの目標を胸に秘め、今年のジュビロの戦いを楽しみに待ちたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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