宇都宮ブレックスがB.LEAGUE2021-22シーズン、チャンピオンシップ（以下CSS）無敗6連勝で優勝を勝ち取ってから4カ月。シーズンが終わると早々に移籍情報で気持ちを強制的に切り替えられそうになりながら、シーズンオフは優勝の余韻に割と長い間浸っていた私です。というのも、優勝後の大量移籍をBリーグ初年度に経験していたので、正直誰が移籍してもショックは大きいのはわかっていたからです(慣れもよくないです笑）。

　とはいえ、2カ月くらいからはやはりバスケが週末にないことが耐えられなくなっていました。「早く遠藤（祐亮）さんのプレーが見たい！」「ブレアリの雰囲気を感じたい！」。そう思ったら開幕までがとても待ち遠しく首を長くして待っていました。

　そしてやっと開幕した2022-23シーズン！　今シーズンはドバイから始まり琉球ゴールデンキングス戦はずっと先になると思っていたのでまさかの開幕カードに（FIBA Asia Champions Cupがドバイで開催される予定でしたがコロナの影響で中止となりました）。それでもやはり西地区強豪の琉球との試合は楽しみが大きかったです。きっと以前琉球に所属していた佐々宜央HC、ジョシュ・スコット選手、喜多川修平選手も沖縄での試合を楽しみにしていたことと思います。

　琉球はドウェイン・エバンス選手（広島ドラゴンフライズ）や並里成選手（群馬クレインサンダーズ）など得点源となっていた選手の移籍があり、対する宇都宮も昨シーズンのCSで活躍したチェイス・フィーラー選手（佐賀バルーナーズ）とテーブス海選手（滋賀レイクス）の移籍がありました。シーズンが変われば新しいチームになるわけですが、琉球は特に開幕戦から新戦力のフィット力が高かったように感じました。千葉ジェッツから移籍のジョッシュ・ダンカン選手は昨シーズンも在籍していたのかと思うような合わせがあり、三遠ネオフェニックスから移籍の松脇圭志選手はGAME1にいいところで3本連続のスリーを決めて流れをもっていきました。一方、宇都宮の新戦力ジュリアン・マブンガ選手（富山グラウジーズから移籍）は期待された得点はなかなか決まらず、ヤン・ジェミン選手（信州ブレイブウォリアーズから移籍）や笠井康平選手（群馬から移籍）の出場時間は限られました。これまでのブレックスの選手がメインで得点し守った印象で、ディフェンス面でも琉球の強度がブレックス上回ってたような気がします。

　やはりブレックスのディフェンスを覚えるのは至難の業なのだろうと思いつつも、個人的にはプレシーズン中にヤン・ジェミン選手のディフェンスに対するフィット感を得ていたことのもあり、まだまだこれから試合を追うごとに各選手がディフェンス力を上げていくと思うと楽しみになります。マブンガ選手の得点を期待しすぎていたことはありますが、ブレックスのディフェンスがうまくいくようになったら自然とマブンガ先生の強さが出てくるのではないかなとこちらも改めて期待しています（懲りずに期待です）。

　昨シーズン、フォトゥ選手がフィットしたと感じたのは第5節ぐらいで、それからシーズン後半にはブレックスに長年いたかのようなブリッツをしたりと、頼れる選手となりました。今シーズンの新戦力がブレックスにどのようにフィットしていくかを考えるとこれからのシーズン、1試合1試合見逃せないなと思います。

　昨シーズン同様、開幕2連敗で始まったブレックスですが（笑）、シーズン終了するときには「開幕、琉球にボロ負けたしたはずだよね？」って笑いながら優勝トロフィーを掲げてほしいです。最終的には、ブレックスの選手が楽しくバスケをして頂点に立つ日をまた見ることができるよう、ファンとしては1試合1試合全力で応援するのみです！EASLもあり、過密スケジュールなので選手が怪我無くバスケができるといいなと切実に思います。

　最後に、昨シーズンにこのスポナビバスケのコラム1本目で書いた伏線を遠藤さんが回収してくれたので、伏線回収系コラムと思って期待を込めて書きます。

　2022-23シーズン、ベストディフェンダーとして遠藤祐亮選手が返り咲くはずです！　ベテランの鋭い感覚とスキルでまた今シーズンもエースキラーとしての活躍を期待します‼

ブレアリのトイレの女神になった経歴を持つ。高校生の時から遠藤祐亮選手を応援している。バスケ歴13年のバク転をする匂いフェチOL。大事なものはブレックス選手が使用したストレッチポール。

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