アントニオ・カルデロン監督代行は、先週のベールスホット戦の先発メンバーを踏襲した。それが功を奏し、KMSKデインズは好調な滑り出しを見せた。まず、MFラントシュートのパスにFWデ・ベルデルが頭で合わせるが、わずかに届かない。一方のロンメルは前線の素早いストライカーからしかチャンスの糸口を見い出せない。

前半30分にはデインズFWデ・ベルデルが絶好のチャンスを得たが、惜しくもオフサイドとなってしまう。その直後の前半35分、ロンメルDFモンジョネルがコーナーキックの流れからハンドの判定を受ける。PKを得意とするデ・ベルデルがこのPKを沈め、デインズが先制する。更に前半終了直前、MFヘンドリックスが中盤でボールを奪うと、その流れからCKを獲得する。そのCKからDFテオ・キンテロが今シーズン3点目となる追加点を決める。

後半もデインズは前半と同じ流れを継続する。総じてデインズのペースで試合が進み、ロンメルは守備一辺倒の展開となった。後半最初にスターレンスがヘディングで惜しいシュートを放つと、更にダンソコが強烈なポスト直撃シュートを見せる。一方のロンメルも反撃し、いくつかチャンスを作り出すが、GKナチョ・ミラスの好セーブもありゴールは割らせない。

すると後半33分、デ・ベルデルがこの日2点目となるゴールを決め、試合を決定付ける。その後はリードを保つべく、落ち着いて試合を締める。4点目のチャンスがありながらも試合はそのまま3-0で終了。8月19日以来となる勝ち点3を獲得し、4連敗を止めた。次節は来週末にアウェイでワースラント・ベフェレンと対戦する。

出場選手

先発：
GK：ナチョ・ミラス
DF：ヤネス・ファンスターンキステ、テオ・キンテロ、デニス・プリチネンコ、ユル・シュリベルス
MF：リアム・フレイザー、ガエタン・ヘンドリックス、ファン・ラントショート、バフォデ・ダンソコ
FW：ディラン・デ・ベルデル、アレッシオ・スターレンス

途中出場：
63分：スティーブ・デ・リダー
75分：ヨアヒム・カルセラ
82分：クリストフ・ヤンセンス、アシュラフ・エル・ブシャタウイ