プレミアリーグ第8節、マンチェスター・シティはアウェイでウルヴァーハンプトン・ワンダラーズと対戦。試合前には、亡きエリザベス女王陛下に1分間の黙祷が捧げられた。

　試合はいきなり動き出す。開始から僅か1分、右サイドをフォーデン、デ・ブライネとパスを繋いで突破すると、デ・ブライネの配給したグラウンダークロスに合わせたのはグリーリッシュ。手前でバウンドする難しいボールを見事に処理し、シティが先制点を奪取する。

　続いて16分、エデルソンのロングフィードから左サイドでボールを繋ぐと、相手の守備が戻る前にハーランドがボールをバイタルエリアまで運び、右足でシュート。体の向きとは逆に放たれた意外性のあるシュートに相手GKは反応できず、シティが早くも2点リードを手にする。

　ホームのウルブスにはさらなる試練が待ち受けていた。33分、浮き球の処理をしようとしていたグリーリッシュにネイサン・コリンズが飛び蹴り。この危険なプレーに対して、主審は迷わずレッドカードを提示し、ウルブスは残り時間を10人で戦うこととなる。

　前半を2-0で終え、数的有利のマンチェスター・シティは後半も優勢になることが予想されていたが、ハーフタイムにボールを保持したのはウルブス。一時は6割超えのボール支配率を記録した。

　無理に攻める必要のないマンチェスター・シティは69分、右サイドから再びデ・ブライネがセンタリングを提供し、中に入ってきたフォーデンが絶妙なタッチでゴール。チームにダメ押しの3点目をもたらした。試合はこのままのスコアで終了し、マンチェスター・シティは3-0で勝ち点3を獲得した。

　リーグ戦8試合を終えて6勝2分と未だ無敗のマンチェスター・シティは、暫定的にプレミアリーグ首位に立っている。

ゴール
0-1　マン・シティ：グリーリッシュ（1分）
0-2　マン・シティ：ハーランド（16分）
0-3　マン・シティ：フォーデン（69分）

退場
33分　コリンズ（ウルブス）