【Xリーグ】富士通フロンティアーズWR松井理己がNFLインターナショナルコンバインに招へい 10月にロンドンで開催
【©X LEAGUE】
松井は関学大出身の25歳。昨年度アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウル(2022年1月3日、東京ドーム)を制覇して通算6度目の日本一に輝いた富士通のオフェンスの中心選手の一人だ。ライスボウルで松井は5回のパスキャッチで124ヤード、1タッチダウンの成績を残し、MVPに輝いた。
今年3月に行われた、カナダのプロフットボールリーグ・CFLに向けた国内コンバインで好成績を残し、同月下旬にトロントで開催されたグローバルコンバイン(アメリカとカナダ国籍以外の選手を対象にした身体能力測定会)に招待されたが、新型コロナウイルスの影響で渡航を断念し、辞退していた。
9月10日の富士通フロンティアーズの今季初戦(対東京ガスクリエイターズ戦、14時キックオフ、富士通スタジアム川崎)に向けて準備をしている松井は「CFLグローバルコンバインではコロナウイルスの影響で現地に行くことが叶いませんでした。今回のチャンスでは、現地に赴いて最高のパフォーマンスができればと思います」とコメントしている。
2022年1月3日、アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウルでMVPに輝き、表彰を受ける松井理己(東京ドーム) 【©X LEAGUE】
今年のNFLインターナショナルコンバインにはオーストリア、フランス、ドイツなど計13か国から44名の選手が選ばれたが、日本からは松井のみの招待だ。
NFLインターナショナルコンバインに参加した選手の中から数名が選ばれ、NFLIPPプログラム(NFL International Player Pathway Program=アメリカ、カナダ以外の国籍の選手からNFL選手を誕生させようとする人材発掘プログラム)の候補生となり、アメリカで3カ月のトレーニングを積む予定。さらにそこから若干名が選出され、NFLIPPプログラム選手として来年のNFLのキャンプに帯同することになる。
これまで日本選手では現在CFLのモントリオール・アルエッツに所属するランニングバック(RB)李卓(オービックシーガルズ)がただひとり、昨年のIPPプログラム候補生になったが、最終選考には残れなかった。
アメリカンフットボールの最高峰であるNFLではまだ日本人選手が誕生した例はない。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ