前節のメヘレン戦から中6日。STVVはゲンクのホームに乗り込み、ベルギーリーグ第7節に挑む。連勝を伸ばし、上位に食い込むためにも重要な一戦だ。

前節、メヘレンとのホームゲームに臨んだSTVVは、アウェーでオーステンデを撃破した勢いそのままに、攻撃的なメヘレンを2本のシュートに抑え、香川選手のPKと途中出場ブルーノ選手の2ゴールで3-1と逆転勝利。林選手と岡崎選手の2トップを軸に、前線からプレスを仕掛け、限定しながらボールを奪う守備を徹底できた前節。「ダービー前に逆転で勝てたことは自信を得られますし、チーム・個人としての質を上げていき、今日出た課題に修正を加えながら次の試合に準備をしていきたい」とメヘレン戦後にリンブルフダービーに向けた意気込みを話した香川選手。

対するゲンクは、ここまでリーグ戦は開幕戦以降、5連勝で現在2位につける。選手個々の能力やポゼッションサッカーの質はリーグでもトップレベルで、今季はかつてSTVVでもプレーしたブランケン監督が就任し、元々定評のあった攻撃力に更に磨きがかかった印象だ。STVVとしては、毎試合と同じように、固い守備ブロックを敷きながら、一人一人がデュエルに負けないことを意識し、アグレッシブにプレーすることを徹底することで勝点3を獲得したい。選手たちは、ダービーで普段より熱いファン・サポーターの応援を受け、120%の力を出してくれるはずだ。

昨シーズンからのチームの戦い方は浸透してきており、それが今季も結果にも表れ始めた現在のSTVV。「ゲンクをリスペクトしているが、恐れてはいない。ダービーでは常に、情熱を持ち、アグレッシブにプレーすることが重要となるだろう。試合を楽しみにしています」と前日会見で話したホラーバッハ監督。昨季同様、リンブルフ州のライバルを撃破し、スマーフパイを食したい。