首位浮上の上田桃子『ワクワクできる最終日』

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【<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>】

 JLPGAツアー2022シーズン第22戦『北海道meijiカップ』(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)大会第2日が8月6日、北海道北広島市・札幌国際カントリークラブ島松コース(6557ヤード/パー72)で行われた。この日もコースコンディションはタフで、さながら忍耐力の勝負。終盤、怒とうの追い込みを披露したのは上田桃子、鈴木愛だった。通算5アンダーの首位タイで最終日を迎える。1打差の通算4アンダー、3位タイは櫻井心那、イミニョン、申ジエ。大混戦となった。
(天候:曇り 気温:21.4℃ 風速:4.1m/s)
《グリーン=スティンプ:11 3/4フィート コンパクション:22.5mm》

 ひたすら、チャンスを待ち続けた。首位タイの上田桃子は、「いい方、悪い方―どちらにも流れそうな流れだった」とムービングデーを振り返る。

 ゴーサインが出たのはパー5の12番。ピン左5メートルのバーディーパットを決め反撃を開始した。そして、幸運も味方に。パー3の14番、第1打が左土手を直撃したが、ナイスキックでピン1メートルのバーディーチャンスに変わった。そして、15番は4メートルをカップイン。16番もすごい。グリーンエッジ手前から60度のウエッジでチップインを決めた。3連続バーディーは見事というしかない。

 とはいえ、会見では表情を引き締め、「7、8、9番。それから17、18番とバーディーチャンスでした。フェアウェイキープ率が7/14の割に良かったとは思うけど、もう少しパッティングを決めたかったです」。とにかく、勝負に対して人一倍の厳しさがある。結果オーライですませたことはない。

 自身の勝負哲学を併せて語った。「私らしさは、こうしたい、と思ったことを実践することです。つまり、意志をもっとワンショット、ワンプレーをすること」。すでに、第2日をホールアウトすれば、最終日の準備へ入っているのだろう。プロは結果がすべてである。

 「他の選手がどうこうではありません。このコースは風が吹く。しかも難しい。私はこういう状況が好きです」と間をとった後、「優勝を狙えるポジションは久しぶり。ここ最近、状態としてもワクワクできることはなかった」。短い表現ながら、闘志の炎を燃やしていることが見て取れる。

 その上で、大混戦の展開を数多くの経験から、「キャリアは、うまく使えば武器になる。でも、考え過ぎると宝の持ち腐れになってしまうこともあります。いいかじ取りができるよう、まず精神状態を整えたい。アグレッシブということを失わないようにします」。続けて、「若い選手も頑張っているけど、ベテランらしいゴルフで、(その前に)立ちはだかりたい。コースと対話しながら集中力を高める」と話した。

 ベテラン、中堅、ルーキーが揃った最終組のプレーは必見だ。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇 廣久)
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