セレッソ大阪【J1リーグ第20節 鹿島vs. C大阪】前節に続く上位との対決。前期の借りを返し、“トップ3”からの連勝を目指す
ホームに川崎を迎えた前節。セレッソは、前半は守勢に回り、先制される苦しい展開となった。ただし、後半に形成を逆転。前への圧力を強め、相手の背後を突き、セットプレーの回数を増やしていくと、59分、鈴木徳真のFKに舩木翔が頭で合わせて同点に。その後は両チームにチャンスが訪れる一進一退の攻防が展開された中、迎えた後半アディショナルタイムにドラマは待っていた。90+2分、再び鈴木のFKに対し、ニアで合わせたジェアン パトリッキのヘディングが決まり、セレッソが土壇場で試合をひっくり返すことに成功した。試合後のベンチでは、自然とスタッフと選手の輪ができ、スタジアムも大きな拍手に包まれた。主力にケガ人が相次ぐ“緊急事態”に対し、舩木、鈴木と出場機会を得た選手たちが躍動。層の厚さを見せたことで、チームの一体感は、さらに強固なモノになった。
(文=小田尚史)
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