セレッソ大阪【J1リーグ第20節 鹿島vs. C大阪】前節に続く上位との対決。前期の借りを返し、“トップ3”からの連勝を目指す

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【CEREZO OSAKA】

公式戦5連戦の2試合目、セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、鹿島アントラーズとの明治安田生命J1リーグ第20節に挑む。前節の川崎フロンターレ戦に続き、今節も上位対決。目標の3位以内へ向け、その差を縮めたい一戦となる。

ホームに川崎を迎えた前節。セレッソは、前半は守勢に回り、先制される苦しい展開となった。ただし、後半に形成を逆転。前への圧力を強め、相手の背後を突き、セットプレーの回数を増やしていくと、59分、鈴木徳真のFKに舩木翔が頭で合わせて同点に。その後は両チームにチャンスが訪れる一進一退の攻防が展開された中、迎えた後半アディショナルタイムにドラマは待っていた。90+2分、再び鈴木のFKに対し、ニアで合わせたジェアン パトリッキのヘディングが決まり、セレッソが土壇場で試合をひっくり返すことに成功した。試合後のベンチでは、自然とスタッフと選手の輪ができ、スタジアムも大きな拍手に包まれた。主力にケガ人が相次ぐ“緊急事態”に対し、舩木、鈴木と出場機会を得た選手たちが躍動。層の厚さを見せたことで、チームの一体感は、さらに強固なモノになった。

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このまま突き進んでいきたい今節。相手は2位の鹿島。今季はすでに公式戦で3度対戦し、ルヴァンカップでは1勝1敗、リーグ戦ではホームで、0-3で敗れている。前半戦の中で唯一、複数の点差を付けられて敗れた相手だが、ボール支配率、シュート数とも上回るなど、内容としては悲観するモノではなかった。ただし、前半の早い時間帯に2失点、後半アディショナルタイムにも追加点を奪われるなど、鹿島に試合巧者ぶりを発揮されただけに、「前期の中で一番、悔しい敗戦」と小菊昭雄監督も振り返る。今節はその借りを返したい試合でもある。今季からレネ ヴァイラー新監督の下、縦への速さ、ゴールへ向かう力強さを前面に押し出している鹿島。その中でポイントとなっているのが、鈴木優磨。彼に仕事をさせないことが、勝つためには必要になる。ここまで10得点の上田綺世が移籍。得点源を失った形にはなったが、外国籍選手は健在であり、縦に速いダイレクト志向は変わっていない。セレッソとしては、前線へ向けたロングボールに対するCBの対応と、こぼれ球に対するボランチの反応は欠かせない。競った展開をモノにするには、隙を作らず、隙を突くこと。強かにプレーし、勝利を掴み取りたい。

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今節は、「Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入」の運営検証試合。セレッソサポーターにとって声援を送れる試合は、約2年半ぶりだ。平日のナイトゲーム、さらには遠方のアウェイという難しい環境ではあるが、サポーターにとっては特別な一戦でもある。「ホームだけではなく、アウェイでも力強く拍手などで我々に力を与えていただき、感謝しています。明日は、アウェイの地ですが、さらにサポーターの声が加わるということで、選手たちのモチベーションもアップすると思います」と小菊監督も期待を寄せる。暑さも厳しい中3日のアウェイ。チームとサポーターが一体となり、上位相手に連勝を果たしたい。
(文=小田尚史)
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