首位堅守の山下美夢有『目標は72だったけど…』

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 JLPGA ツアー2022シーズン公式競技・第1戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)大会第2日が5月6日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,680ヤード/パー72)で行われた。この日はコースの難度が一気にアップ。前日、大会コースレコードを更新した山下美夢有が通算6アンダーで首位を守ったが、スコアは74。対照的に、2位の青木瀬令奈は68で通算5アンダーへ浮上した。通算3アンダー、3位タイは稲見萌寧、安田祐香、沖せいら、菅沼菜々。
(天候:晴れ時々曇り 気温:23.3℃ 風速:2.8m/s)
《グリーン=スティンプ:13 3/4フィート コンパクション:24.5mm》

 良いことは続かない。首位の山下美夢有はもちろん、知っていた。「きょうの目標はイーブンパーでプレーすること。きのうはショットが抜群だったし、そこまではいかないと覚悟をした。それにピンポジションが本当に難しい」と振り返る。

 1ボギーで前半を折り返し、後半へ。1番でピン右横6メートルのバーディーを決めた。前日と一転した我慢の展開。テーマは「少ないチャンスをどう生かすか」である。パー5の5番、残り68ヤード第3打でチャンスが巡ってきた。「距離が短い。攻めていこう。ピンを狙おうと決めた」といい、「しかし、風に負けてしまった。グリーン手前のバンカーへ…」と話す。

 続く6番も連続ボギーとして、「流れがこないうちに18ホールが終わりました」と力なく笑っていた。ただし、前日のレコード貯金が効いている。アドバンテージを握り、運にも見放されたわけではない。真の勝負は、残り2日間の決勝ラウンド。最終組、テクニシャンの競演をお見逃しなく。
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