【ガンバ大阪】必要なのはゴール。札幌のハードワークを恐れず、勇気を持って攻め切る

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【©GAMBA OSAKA】

ガンバにとって試練の時が続いている。新装された国立競技場で行われる最初のJリーグの試合で、歴史に名を刻むべく挑んだFC東京戦では前後半の要所で守備陣が踏ん張りきれず、0-2で敗戦。リーグ戦で連敗を喫しただけでなく、公式戦で3試合連続ノーゴールという課題も露呈した。
敵地で悔しさを噛み締めたガンバだが、決して光明がなかったわけではない。2節の浦和戦以来となる先発を飾ったレアンドロ ペレイラが今季初のフル出場を果たし、後半からピッチに立った中村も今季最も長い出場時間を記録。確かな個を持つ二人の存在は、リーグ戦での巻き返しを目指すガンバにとって心強い存在であることをアウェイのピッチで見せつけた。

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名古屋戦以来となるリーグ戦での勝利を待ち侘びるサポーターが集う札幌戦は、ガンバの反発力が問われる戦いである。
「コンディション的には悪くないし、札幌戦ではチームの勝利につながるように頑張りたい」(レアンドロ)。
リーグ戦の直近4試合は2分2敗。14位のガンバにとって勝点3だけを目指すのは言うまでもないが、札幌戦では攻守両面においてハードワークが不可欠になる。「ミシャ式」と呼ばれることも多いペトロヴィッチ監督独特の攻撃は今も健在だが、近年の札幌はオールコートでのマンツーマン的な守備を見せてくる。「相手がやりたいことを封じて、自分たちの時間をいかに作れるかが勝負の鍵になる」と黒川が語るように、ピッチの至る所でハードワーク合戦を挑んでくる札幌に対して、運動量や球際で遅れをとることは禁物だ。
FC東京戦では雨の中、ビルドアップにも本来狙う形を見せきれなかったガンバだが、守から攻へのスイッチを鋭く入れて、札幌を攻め切りたい。
得点数はリーグ13位の札幌だが、ドリブルの回数はリーグ2位、インターセプトは最多。変則的な動きと個の力を交えて攻撃してくる札幌に対して、守備の時間帯には隙を与えないことも不可欠になるだろう。

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シーズン序盤は勝利に恵まれなかった札幌だが、徐々にチーム状態は上向きである。リーグ戦では3試合連続で無失点を誇っているだけでなく、直近の3試合は2勝1分。爆発力がある前線ではないが売り出し中の19歳、中島は188センチの長身と抜群の身体能力を誇るアタッカー。今季すでに2得点をゲットしており、出場すればガンバとしては警戒が必要な選手である。

札幌を率いるペトロヴィッチ監督が広島を率いた当時、コーチを務めていたのが片野坂監督。いわば「師弟対決」となる一戦ではあるが、「札幌はチームの成熟度が増していて、攻撃についても守備についてもスタイルが確立されている」と片野坂監督も警戒感を隠さない。
スタイルの完成しきっている札幌に対して、新たなスタイルを確立中のガンバだが「大胆に個人のところを含めてチャレンジすることも大事」(片野坂監督)。失点を過度に恐れず、勇気を持って攻め切る先に勝点3が待っている。

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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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