上田桃子、今大会Vのプラスアルファを語った

チーム・協会

【JLPGA】

 JLPGAツアー2022シーズン第9戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総8000万円、優勝賞金1440万円)が4月29日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6660 ヤード/パー72)で開幕する。28日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 公式競技前の大一番。ディフェンディングチャンピオン、上田桃子が今大会Vの大きな価値を語った。優勝で得られるプレゼントは米LPGAツアー、HSBC女子世界選手権の出場権。

 昨年優勝の権利で獲得し、今年3月の大会へ参戦した。「私はもちろんだけど、若い選手も優勝を目指して戦ってほしい。ものすごいモチベーションになる。1週間の滞在で、自分の目で海外の選手をコースの内外で観察できることが大きい。今は、SNSでいろいろな情報を得ることが可能だけど実際に、肌で感じたものは何物にも代えがたいです。私が最も差を感じたのは、タフだなぁと思ったことかなぁ」と明かす。

 さらに、「タフは試合だけではない。すごく暑いコースでプレーして、終わったら練習。その後にホテルへ。戻ってから、ジムでまたトレーニングをしている選手がたくさんいた。こういう時間の使い方がある。一方で、トレーニングだけではなく、気分転換でショッピングを楽しんでいた。とにかく、時間の使い方がうまい。生活にメリハリをつけているんです。見たものは財産。若い選手には、そうあってほしい」と続けた。3月4日の第2R、ホールインワンを達成。新鮮な感動が離れ業をアシストしたに違いない。

 一方、今回で狙うは大会連覇だろう。そうはいっても、前週を急性胃腸炎のために欠場。いわば、病み上がりだ。「実は、その2週前ぐらいから疲れているというか、体に力が入らない状態でした。トレーニングはほとんどやっておらず、前週も静養が第一。休んでいた。体力、筋力が落ちていると思います。実際、私の感覚で5ヤードは違う。不安要素はありますね」と話した。

 ただし、「それでも私には、引き出しというか多くの経験がある。常にベストを尽くす意味で、やることは変わりません。HSBCの出場権でワクワクすることをプラス材料にしましょう。高い集中力を維持したい」と頼もしい。

 プライスレスの体験は、「新しい扉を開く」とも語った。日々精進する姿。態度から思考まで見習うことが実にたくさんある。
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