前半に3点を奪ったケルンがボルシアMGに快勝(ブンデスリーガ第30節)【1.FCケルン】

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ケルンが3-1でラインダービーを制する

 ブンデスリーガ第30節のケルンとボルシア・メンヒェングラートバッハのラインダービーは、ケルンが宿敵を3-1で下してシーズンダブルを達成した。

 試合は序盤にいきなり動いた。前半5分、左サイドを抜け出したフローリアン・カインツがグラウンダーのクロスを中央に入れると、中で待っていたアントニー・モデストがダイレクトで流し込み先制に成功する。今季自身8回目となる貴重な先制点を取ったモデストは、お決まりのメガネのゴールパフォーマンスでゴールを祝福し、ケルンに大きな勢いをもたらした。

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 これで勢いに乗ったケルンはさらに攻勢を強め、前線からの厳しいプレスでボルシア・メンヒェングラートバッハの攻撃の芽をうまく摘み取った。すると20分、そのプレスが功を奏し、カインツが中央付近で奪ったボールをエズジャン、リュビチッチ、ウートと経由し、最後ウートが中央に折り返したところに詰めていたカインツが押し込んでリードを2点差に広げた。

 さらに34分、またしてもカインツが奪ったボールをウートが逆サイドに見事に展開し、走り込んでいたリュビチッチがフリーで受け取ると、そのままペナルティエリアに少し侵入したところから強烈なグラウンダーシュートを叩き込みリードを3点にした。直前のカインツのプレーがファウルに該当する可能性がありVARで見直しをしたが、主審の判定は変わらずそのままゴールが認められた。

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 前半はまさに完璧な内容で3点のリードを奪ったケルンは、後半は得点こそできなかったものの安定した守備を見せ、終始ボルシア・メンヒェングラートバッハに主導権を譲ることはなかった。終盤に不用意な守備の乱れからボルシアMGのエンボロに1点を返されてしまうが、それでも安定した戦いで快勝しライバルのボルシア・メンヒェングラートバッハに対してシーズンダブルを達成した。

 ケルンは暫定ながらブンデスリーガ6位につけており、来季のヨーロッパリーグの出場に大きな前進となった。

ゴール
0-1 ケルン:モデスト(5分)
0-2 ケルン:カインツ(20分)
0-3 ケルン:リュビチッチ(34分)
1-3 ボルシアMG:エンボロ(85分)
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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