ホークスが催す「焼きそばコンテスト」とは? 窮地を救われた第2回王者の逸品
【第2回審査員長は彦摩呂さん。賞金100万円を手にするグランプリは!?】
第2回のグランプリは、福岡・久留米市で「鉄板食堂みなはれ」を営む田所優一さんが考案した「博多明太子マヨ焼きそば」。応募総数150件のレシピの中から書類審査、実食審査を経て、頂点に立った。
【第2回グランプリに輝いた田所さん】
【審査員長の彦摩呂さん】
開店準備が整ったのは昨年3月末。いよいよ開店というタイミングで再びコロナの感染が広がり始め、世は第4波に飲まれた。度重なるまん延防止等重点措置、営業の時短要請…。「物件の契約はしたけど、店はオープンできない状況が続きました。店の内装などは出来上がっていましたけど、オープンできていなかった。開けないと厳しいな、と」。厳しい状況であることは承知の上で、6月下旬、ついにオープンの時を迎えた。
だが、コロナ禍は状況が改善しては悪化しての繰り返し。なかなか通常営業が出来なかった。さらに追い討ちをかけたのが、時短要請への協力金。前年度の営業実績がなく協力金を受け取れず。蓄えを切り崩しながら営業を続けてきたが、いよいよ「余裕を持っていたはずの」資金も底を尽きそうになっていた。
そのタイミングで見つけたのが、このコンテストだった。「資金繰りが苦しかった時期で、何かないかと調べていた時に妻が見つけてきてくれました。店には何種類か焼きそばがあり『明太子マヨ焼きそば』は福岡の有名な食材の明太子を使っていて、ご当地というテーマにも合っていたので応募しました」。これが起死回生の一打になった。見事に審査を切り抜けてグランプリに。賞金の100万円はまだ手元には入っていないものの「安心できるようになりました」という。
【実食審査でこだわりの焼きそばを作る田所さん】
【PayPayドーム7ゲート「焼きバルももち」にて楽しめる。(価格:850円)】
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