ラ・リーガ・サンタンデール、第２６節プレビュー
２月２６日（土）の１戦目はマジョルカ対バレンシア。バレンシアはコパデルレイで準決勝に勝ち進む傍ら、ラ・リーガ・サンタンデールでは昨年１２月２０日のレバンテ戦を最後に７試合も勝利から遠ざかっている。対するマジョルカはコパデルレイを含め、ホームでは３連勝中。今季前半のバレンシア戦では後半ロスタイムの２失点で２ー２のドローに持ち込まれた苦い記憶が残っているだけに、地元ファンの前で同じ過ちを繰り返すわけにはいかないだろう。
首位レアル・マドリーは敵地でラージョと対戦する。ここ数試合は得点不足に苦しんできたが、前節アラベス戦は３ー０で快勝。怪我から復帰したカリム・ベンゼマが全３ゴールに絡む活躍を見せた。ラージョは年明け以降勝利から遠ざかっているが、それでもホームではリーグ３位の勝ち点２６を積み重ねている。レアル・マドリーには今季前半の対戦時も健闘しているだけに、選手もファンも悪い流れを断ち切る大金星を本気で狙いに来るはずだ。
土曜の夜を締めくくるのはワンダ・メトロポリターノで行われるアトレティコ・マドリー対セルタ。アトレティコは前節オサスナに３ー０で完勝したものの、ミッドウィークのチャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドを圧倒しながら１ー１のドローに持ち込まれた。不安定な戦いが続く中、昨年１１月以来となるラ・リーガ・サンタンデールでの２連勝を成し遂げることはできるだろうか。
現地時間１６時１５分からは今節のメインカード、セビージャ対ベティスが行われる。セビージャの町を二分する「エル・グラン・デルビー」は今回、ラ・リーガでは史上初めて両チームとも３位以内に位置した状況で迎える。ラ・リーガの前半戦はセビージャ、コパデルレイ３回戦はベティスが制しているが、今季３度目のダービーで最後に笑うのは果たしてどちらだろうか。
一方、ダービー大勝で勢いに乗るアスレティックはカンプノウでバルセロナに挑む。アスレティックは１月のコパデルレイ３回戦で延長戦の末バルセロナを破っているが、ラ・リーガでは２００１年以降、カンプノウで勝ったことがない。しかも上り調子のバルセロナは４ー１で制した前節バレンシア戦に続き、ヨーロッパリーグでは敵地でナポリを４ー２で撃破。課題の得点力不足を払拭した印象があるだけに、アスレティックとしては苦しい戦いとなりそうだ。
今節のラストゲームは２月２８日（月）に行われるグラナダ対カディスのアンダルシアダービー。ここ４試合で勝ち点５を手にしたカディスに対し、グラナダは泥沼の５連敗中。勝ち点４差で残留／降格のボーダーラインを形成する２チームの直接対決は、残留争いに関わる全てのチームが注目する緊迫した一戦とはるはずだ。
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