ドナルド・マクドナルド・ハウスの支援で生まれる子どもたちの笑顔〜DMHC飯野直子氏&丸佳浩選手特別対談
【©日本プロ野球選手会】
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病気と闘う子どもとその家族のための滞在施設。現在、世界に384か所存在する(2021年12月時点)。日本に上陸して20周年を迎え、現在全国に11か所。自宅から遠く離れた病院に入院する子どもと家族の“第二のわが家”がコンセプト。高度小児医療を行う病院に隣接しており、1人1日1,000円で利用できる。ハウスの建設や運営はマクドナルドの店頭募金や、企業・個人から寄付、地域のボランティアによって支えられている。
飯野 最初にハウスを訪問してくださったのは、東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手でした。仙台ハウスにお越しくださって、子どもたちもご家族も憧れのプロ野球選手に来ていただけたことが本当に嬉しくて。その後も、全国に11あるハウスに続々といろんな選手が訪問してくださるようになりました。お越しいただくことで、子どもたちやご家族だけでなく、ハウスのスタッフや私たちまで笑顔になれるんです。
丸 僕はまだお伺いしたことはないのですが、「子どもたちに喜んでもらえてよかった」という声はハウスを訪問した選手から聞いたことがあります。話には聞いていても、まだハウスの現状を知らない選手も多く、「実際に行ってみてよかった」という声がほかの選手にも伝わって、だんだん支援の輪が広がっているように思います。僕も広島カープにいた頃に地元の病院を訪問したことがありますが、子どもたちが屈託のない笑顔で迎えてくれたことがすごく印象に残っています。
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丸 刺激という意味では、僕たち野球選手側も同じです。子どもたちが笑顔で出迎えてくれると「来てよかったな」と思えますし、いろんな気づきをもらえます。だから、そういう機会があればできる限りお手伝いしたいと思っています。ここ1、2年はコロナの影響で訪問することが難しかったですが、来シーズン以降は落ち着いてきそうですし、毎年シーズンオフは全国各地で選手が自主トレをやっているので、その先々で伺うこともできるのではないかなと。プロ野球選手会として、選手一同協力してやっていきたいですね。
飯野 心強いですね。こうしてプロ野球選手の皆さんが関わってくださることの影響力はとても大きいです。特に選手会はいろんな球団の選手で構成されていて、そういった組織が一丸となって支援してくださるというのは、ほかの業界にはなかなかないことです。実際にハウスにお越しいただくと、いただいた寄付がどう使われているかもわかっていただけるかと思います。
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飯野 それは大変有難いです。マクドナルドは学童野球の「マクドナルド・トーナメント」にも関わらせていただいておりますが、そこではスマイルソックス募金というプロジェクトがあり、ハウスに募金をしてくれた子どもたちに“支援の証”として試合で赤と白の縞模様のソックスを履いてもらっているんです。学童の子どもたちにとっても、プロ野球選手と同じ支援を行える喜びを感じてもらえるのではないかと思います。
丸 学童の子どもたちと一緒に支援ができるなんて、なかなかない機会ですよね。募金を通じて支援に対する意識が持てることは、子どもたちにとってもいいことだと思います。野球人口も減っていますし、支援を一緒にやることで野球をやるモチベーションを感じてもらえたら嬉しいですね。ちなみに、子どもたちもマクドナルドのハンバーガーが大好きだと思いますが、実は僕らプロ野球選手も大好きなんですよ。
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丸 月見バーガーが出ている時はそれしか食べないくらい大好きです。それ以外の時は、サムライマックの炙り醤油風ダブル肉厚ビーフをずっと食べています。ヒットが出なくなると、坂本(勇人)選手と一緒に、流れを変えるために朝マックを食べたこともありました(笑)。売り上げの一部も支援に繋がるからいいですよね。
飯野 打って支援、食べても支援ですね。ぜひハウスにも遊びにいらしていただいて、サムライマックを一緒に食べていただければ。
丸 はい、子どもたちに会えるのを楽しみにしています!
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