Rd7 GT500決勝

11月7日（日）「2021 AUTOBACS SUPER GT Round7 MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。GT500クラスで優勝したのはNo8 ARTA NSX-GTで、前回のオートポリスから2連勝となった。

※文中での登場が2回目以降のマシンについてはカーNo表記となっています。

スタート時のコースコンディションは気温16度、路面温度19度であった。スタート時にNo8 ARTA NSX-GTが2番手にポジションを上げるが、4番手スタートのNo12カルソニック IMPUL GT-Rにオープニングラップでオーバーテイクされてしまう。2位以下のバトルを展開するなか、トップを走るポールポジションスタートのNo19 WedsSport ADVAN GR Supraが後続を引き離しにかかる。

11周目、GT300クラスのNo65 LEON PYRAMID AMGのコースアウトによりFCYとなる。FCY直前、No1 STANLEY NSX-GTとNo38 ZENT CERUMO GR Supraが接触し、No38がスピン。

12周目、FCYが解除され、No3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが破損したカウルを補修するためにピットイン。

15周目、GT300クラスのNo4グッドスマイル 初音ミク AMGとNo87 グランシード ランボルギーニ GT3が接触。これによりFCYが導入される。

16周目FCY解除。解除後のタイミングでトップを走るNo19とNo12のトップ争いが急接近。21周目の1コーナーでNo12がインを取り、横並びのまま3コーナーへ突入、そのままトップへとポジションを上げた。

22周目、No19は3番手のNo8にも接近されてしまう。

上位陣で最初にルーティンのピットインをしたのはNo12とNo8、23周目でのことだった。続いて、No24リアライズコーポレーション ADVAN GT-R、No23 MOTUL AUTECH GT-R、No1、No36 au TOM'S GR Supraなど続々とピットイン。

トップを争っていたNo19は25周目でピットインをした。2番手で復帰したが、アウトラップでNo8にオーバーテイクされ、ピットを済ませたマシンの中では3番手となってしまう。

ルーティンのピットインが最後だったのは31周目に入ったNo37 KeePer TOM'S GR Supraだった。

各車ピットインを終えた段階での上位陣の順位は以下の通り。

トップ：No12
2位：No8
3位：No19
4位：No16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
5位：No14 ENEOS X PRIME GR Supra
6位：No24

ピットイン以降接近したのは4番争い、No16、No14、No17の順でバトルを展開。48周目、No17がNo14をオーバーテイクし5番手へ浮上。勢いそのままに4番手へと接近する。


50周目、トップNo12に2番手No8が接近、タイム差は1秒以下となる。

残り10周の90度コーナー、No17がNo16をオーバーテイクし4番手へ浮上。

トップ争いはほとんどの時間1秒以内をキープしたまま、ワンミスが命取りとなる長期戦を展開。残り6周になると2台は更に接近、ファイナルラップまで気を許さない状態となる。

そして迎えたファイナルラップ、3コーナー侵入でガス欠症状からNo12がスローダウン。これでNo8がトップに立ち、2連勝でレースを終えた。2番手にはゴール直前でオーバーテイクしたNo19、3番手にNo12となった。

これでNo8は55ポイントとなり、ポイントランキング2位に浮上。60ポイントのランキングトップNo1とのポイント差は5ポイント差となった。

ランキング3位には55ポイントでNo17 Astemo REAL RACING
ランキング4位には44ポイントでNo36 TGR TEAM au TOM'Sとなっている。