「国立競技場をオレンジ沼に」 クボタスピアーズ船橋・東京ベイとオレンジアーミーがハドルを組んだ

チーム・協会

【【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(ラグビー)】】

クボタスピアーズ船橋・東京ベイの強さの秘密「オレンジ沼」とは

来年1月7日に開催されるラグビー新リーグ『JAPAN RUGBY LEAGUE ONE』開幕戦で王者・埼玉ワイルドナイツを国立競技場に迎え撃つクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、スピアーズ)が、30日、オンラインイベント「スピアーズを語ろう〜オレンジ沼へようこそ〜」を開催、参加したラグビーファンを魅了した。

岩爪航広報の司会に導かれて登壇したのは、大熊克哉選手、根塚洸雅選手、鹿田翔平普及育成コーチ、2020年に引退した稲橋良太さん。

左上:大熊克哉選手、右上:根塚洸雅選手、左中:稲橋良太さん、右中:鹿田翔平普及育成担当コーチ、左下:試合運営/物販担当・古賀大貴さん、右下:広報・岩爪航さん(写真はオンラインイベントのスクリーンショット) 【【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(ラグビー)】】

“チョコレート”でファミリーがまとまるポジティブさ

登場から参加者の心を掴んだのは大熊選手。
チームメイトが始めたビーチクリーン活動にたくさんの選手が家族連れで参加するチーム仲の良さをアピール。新加入のヘル・ウヴェ選手が「スクラムは俺たちのチョコレート。好きだから練習するんだ。」とタフさを楽しむ文化を持ち込んだエピソードも紹介。チームの雰囲気を伝えた。

その大熊選手から「新人と思えないほどすぐに溶け込みグラウンドでも抜群の存在感を発揮している。」と紹介された根塚選手は「ファミリーになる一歩目を先輩が用意してくれた。誕生日に全員で歌ったりSNSで盛り上げたりと祝ってくれて嬉しかった。」と盛り立て、「ポジティブで明るいところが魅力。『プロセスが大事だからミスを恐れずチャレンジしよう』というフラン・ルディケHCの哲学によってラグビーをより楽しめ、さらに好きになれている。毎週行われるミニゲームに本気で挑むメンバーが好き。」とチーム愛を語った。

稲橋さんは「先輩後輩関係なく、お互いをいじり合うことで壁が無くなった。同じ目標に向かう仲間とラグビー以外でも交流を深められるのは魅力の一つ。」と在籍中を振り返った。

複数のチームを経験した鹿田コーチからも「選手・スタッフ、国籍、メンバー・ノンメンバーの隔たりなく仲が良いのがチームの特長」との声。
移籍先でトップリーグデビューした際にも、祝福で溢れた絆の深さが語られた。

また、こうしたチームの結束の要因の一つとして、出演者から出た言葉が「Honest Feedback(正直に意見を言うこと)」

スピアーズでは、お互いに「Honest Feedback」し合う文化が浸透しているという。
選手・スタッフ含めて70人以上の集団が、常にPDCAサイクルを回しながら一つの目標に向かって互いに高め合い、団結する姿は、一般社会においても理想だろう。こうした要素が、他チームからも注目されているノンメンバーの貢献や、チーム力の高さを醸成しているのかもしれない。

イベントを通して登壇していない選手や、スタッフの名前も飛び交い、チームの輪を印象付けた。

「開幕戦に燃えている」

交流コーナーでは、過去のプレゼント企画に当選したファンが続々と登場。感謝を伝え関係を温め合った。

ファンから入団の決め手を問われた根塚選手は「初めて見学した際に、このファミリー感のあるチームで人としてもラグビーの面でも成長したいと思った。次はオレンジ沼に引き込む側になりたい。」と意欲を見せた。

また、嬉しい応援について大熊選手は「応援ボードで応援されてみたい」と返答、稲橋さんは「SNSにリプライをもらうと嬉しい」と選手の気持ちを代弁した。

さらに、開幕戦の一報を聞いた瞬間の心境として、「準備は整った。開幕に向けて自分たちのトレーニングを積み重ねていこう。」と意気込みを明かした大熊選手に、根塚選手も「嬉しかった」と同調。「強いチームに勝って勢いに乗りたい、自分の力がどこまで通用するか試したい、とスイッチが入り燃えた。」と喜びを表現した。

開幕を記念する至極のジャージーでスタンドを埋めよう

イベント終盤に行われた告知では、根塚選手によるLEAGUE ONE開幕記念ジャージーの紹介も。
滑らかな「セールストーク」で盛り上げ、フィールド内外でのルーキーの活躍に期待を集めた。

ファンを「明るく楽しく元気に」する魅力を届けたいという岩爪広報にファンもチャットで応えハドルを組んだ。
今回で17回目となるオンラインイベントを通して、ファンとの一体感も高まっている。
開幕が待ち遠しい。

LEAGUE ONE開幕記念ジャージーを着用してアピールする根塚選手。チーム内で選手を表彰する際に贈られるジャージーと同じ刺繍が施される。数量限定・期間限定で予約受付中(写真はオンラインイベントのスクリーンショット) 【【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(ラグビー)】】

文・写真:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ オレンジリポーターHaru


オレンジアーミー・・・クボタスピアーズ船橋・東京ベイを応援するファンの愛称。チームカラーのオレンジを着て、共に戦う仲間という意味が込められている。イベントではスピアーズにハマってしまうことを「オレンジ沼」と例え、スピアーズの魅力を選手・ファン一体となって語った。

ハドル・・・円陣のこと
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著者プロフィール

〈クボタスピアーズ船橋・東京ベイについて〉 1978年創部。1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備。2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からトップリーグの常連として戦ってきた。 「Proud Billboard」のビジョンの元、強く、愛されるチームを目指し、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23では、創部以来初の決勝に進出。激戦の末に勝利し、優勝という結果でシーズンを終えた。 また、チーム強化だけでなく、SDGsの推進やラグビーを通じた普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進している。スピアーズではファンのことを「共にオレンジを着て戦う仲間」という意図から「オレンジアーミー」と呼んでいる。

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