トヨタレッドテリアーズ2位で進出。王座奪還に向けて、盤石の布陣で決勝トーナメントへ
【トヨタレッドテリアーズ】
戦いはこれで終わりではない。11月6日から始まる決勝トーナメントに向けて、さらなる挑戦が続く。
今シーズン、前年まで主力として活躍した、長崎望未ら数名がチームを離れ、一気に若手主体へと様変わりしたトヨタレッドテリアーズであったが、リーグ戦では【15勝7敗】と19年以来の7敗を喫し、敗戦の数だけ悔しい思いを味わった。
しかし、チームは敗戦する度に立ち上がり、個々を磨きながら総力戦で戦い続け、何とか優勝争いに食らいついた。
ネガティブな要素だけではない。リーグ戦を通して、飛躍的に成長した三輪さくらが主軸投手の一角として台頭。後藤希友と共に先発頭として防御率が低いチームの屋台骨として大躍進し若いチームを支えた。
それともう一人、忘れてはいけないのが、これまでレッドテリアーズを牽引してきたモニカ・アボットだ。オリンピックと怪我も重なり、リーグでの登板は控えめであったが、最終節には2試合共登板し存在感を示した。首位をひた走るビッグカメラとの後半節での試合で先発した江渡祐希もこれまで好投が続いており、投手陣を盤石の体制で迎えられる。
野手陣では、リーグを通して新しい戦力も生まれた。今年から出場機会が増加した長谷部陽香は長打も打てる打力を見せ、相手チームにとって脅威の存在となる。後半3戦を切り込み隊長としてチームに勢いをつけた有吉茜、ルーキーながら勝負強い打撃で幾度となくチームの窮地を救った下山絵理、その他にも盗塁が出来る森岡真奈、打撃力が光る深沢未花、亀田栞里、高橋美咲など役割をこなせる選手が多いのも今年のチームの強みとしてあげられる。
決勝トーナメントまで残り僅か。有終の美を飾り3年ぶりの王座奪還。捲土重来の戦いが今はじまる。
レッドテリアーズ勝利のルーティン 【トヨタレッドテリアーズ】
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