13年ぶりに福島・北泉で開催された『第55回全日本サーフィン選手権大会』

チーム・協会

【NSA】

パンデミックにより2020年は開催が見送られていた『第55回全日本サーフィン選手権大会』が10月9日〜15日に開催。
当初は田原で8月開催予定だったが、緊急事態宣言の発令によって福島に開催地が変更され、更に期間も8月から10月に延期された。

福島での『全日本サーフィン選手権大会』開催は2008年以来、13年ぶりだ。

北泉が開催地に選ばれた経緯

【NSA】

国内外のコンテスト開催地として有名だった福島の北泉は2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けたが、震災後は復興を遂げ、駐車場やシャワー施設なども以前のように整備されている。
更に国、県、市、ボランティア団体等が頻繁に大気、土壌、海水などの検査を重ね、安全を確保した上で3年前には海水浴場が復活し、JPSA大会も開催。
2020年はコロナ禍にも関わらず、2万人を超える海水浴客が訪れていた。

地元自治体ではサーファーの利用を考え、年間を通して北泉の海岸3ヶ所で毎月検査を行なっている。
すでに安全が確保されてからも数年が経ち、安全な海岸として認識されている理由から全日本の開催地として選ばれた経緯がある。

全18カテゴリー 約1100人の選手が参加

【NSA】

大会期間中は台風19号のウネリで最大ダブルオーバーまでサイズアップした日もあり、その他の日も「福島クオリティ」と呼べるように豊富な波とグッドコンディションに恵まれていた。

新型コロナウイルスの感染症対策も万全に行われ、コンテストは無事終了した。

毎年『全日本サーフィン選手権大会』はクラスが多いために国内のサーフィンコンテストでは最大規模になる。
今年はNSAの全国69支部から約1100人の代表が集まり、ショートボードはジュニアからカフナまで11クラス。
その他、ロングボード、ボディボードと全18クラスにも及んだ。

結果は以下の通り。

なお、団体戦では湘南茅ヶ崎と千葉東が同ポイントで優勝。
湘南茅ヶ崎は2019年の前回大会でも団体優勝を成し遂げていた。

『第55回全日本サーフィン選手権大会』結果

キッズ
優勝:高井 汰朗(湘南西)
2位:佐藤 頼斗(湘南藤沢)
3位:和氣 堆人(湘南茅ケ崎)
4位:石山 汰一 (千葉東)

ボーイズ
優勝:渡邉 壱孔(千葉銚子)
2位:岡野 漣(湘南茅ケ崎)
3位:長沢 侑磨(東京)
4位:西大條 府時丸(千葉南)

ジュニア
優勝:鈴木 一歩(湘南藤沢)
2位:菅原 大地(東京)
3位:鳥潟 一太(徳島)
4位:秋友 澪(大阪)

メン
優勝:石川 拳大(学連)
2位:平井 宏輔(愛知)
3位:齋藤 祐太朗(湘南茅ヶ崎)
4位:長島 更(千葉東)

シニア
優勝:中村 光喜(千葉西)
2位:下田 泰成(三重)
3位:仲村 一智(三重)
4位:安部 亙(茨城南)

マスター
優勝:青山 雄一(千葉南)
2位:友重 達郎(千葉東)
3位:小泉 勝(千葉西)
4位:田村 隆之(湘南藤沢)

グランドマスター
優勝:坂本 應尚(千葉南)
2位:伊東 勝彦(宮城北)
3位:中村 義浩(宮崎)
4位:磯部 康典(湘南西)

カフナ
優勝:高橋 誠(宮城仙台)
2位:三輪 真一(静岡2区)
3位:久野 孝(徳島)
4位:時田 一央(東京)

ガールズ
優勝:中塩 佳那(山形)
2位:鈴木 莉珠(千葉南)
3位:上門 涼風(徳島)
4位:松野 杏莉(千葉東)

ウィメン
優勝:芳田 花瑚(宮崎)
2位:澤田 七奈緒(湘南茅ケ崎)
3位:浦野 日菜子(静岡2区)
4位:後藤 夏子(東京)

シニアウィメン
優勝:清永 亜希子(湘南茅ヶ崎)
2位:藤井 真代(東京)
3位:中原 由未(愛知)
4位:荻原 浩子(千葉西)

ロングボード メン
優勝:武川 慎(徳島)
2位:中山 智資(徳島)
3位:北村 健一(千葉銚子)
4位:平田 拓海(学連)

ロングボード マスター
優勝:久保 博崇(湘南茅ケ崎)
2位:小崎 宗大(湘南茅ケ崎)
3位:小林 寛(東京)
4位:塚本 真佐樹(東京)

ロングボード ウィメン
優勝:田原 ありい(湘南西)
2位:仲西 華奈子(和歌山)
3位:石井 志延(静岡2区)
4位:大石 梨花(静岡3区)

ボディボード メン
優勝:佐藤 海斗(千葉東)
2位:蛭間 拓斗(千葉東)
3位:杉澤 嘉洋(湘南藤沢)
4位:高部 英美(静岡伊豆)

ボディボード ウィメン
優勝:我孫子 咲良(湘南西)
2位:大木 咲桜(湘南鎌倉)
3位:鈴木 知子(千葉西)
4位:安井 美紀(愛知)

支部長
優勝:田村 隆之(湘南藤沢)
2位:松岡 秀雄(千葉南)
3位:有賀 裕芳(静岡2区)
4位:小池 康之(岩手)

ロイヤル
優勝:鈴木 孝史
2位:鈴木 康二
3位:三口 省賢
4位:鈴木 正
5位:山崎 信男 

団体戦
優勝:湘南茅ヶ崎 150ポイント
優勝:千葉東 150ポイント
3位:千葉西 145ポイント
4位:千葉南 135ポイント

NSA公式サイト
http://www.nsa-surf.org/
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著者プロフィール

国内外のサーフィン関連ニュースを発信する「THE SURF NEWS(サーフニュース)」の公式アカウントです。2020年東京五輪のサーフィン関連情報や、人工サーフィン施設、業界最新動向、話題のサーフギア、コンテスト、初心者から経験者まで役に立つHowToなど様々なニュースをお届けします。

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