<国内男子ゴルフ>熾烈なローアマ争いも決着。米澤蓮さんが初戴冠。中島啓太さんは68位で完走
【おめでとう、米澤さん!©JGTOimages】
琵琶湖カントリー倶楽部(滋賀県)6986Yards / Par71 ▼17日・大会最終日
今年のナショナルオープンは、出場15人のうち9人ものアマチュアが予選を通過。
熾烈な争いを制して38位タイ(通算2アンダー)で大会を終えた東北福祉大4年の米澤蓮(よねざわ・れん)さんが、アマ最上位の「ローウェストアマチュア賞」を獲得した。
勝負の最終日はアマ6番目の順位に当たる通算1オーバーの57位タイから出て、ボギーなしの「68」を記録。
最上位(通算6アンダー、22位タイ)でスタートした大学後輩の鈴木晃祐(すずき・こうすけ、西武台千葉高3年)さんが午前中の強風下で1日10オーバー打つなど、周囲が乱れる中で、順位を上げていった。
大会は1年時から、4年連続4度目の出場で、初戴冠。
「これまで3年、あと一歩のところで悔しい思いをしてきたので、良い締めくくりができました」と、噛みしめた米澤さん。
最終学年の今年は、ツアー予選会の11月のQTサードから挑戦。
来季のプロ転向を見据えてコロナ禍中に着手した肉体改造で、ナショナルチームのユニフォームはパツパツだ。
おかげで飛距離アップとケガの軽減には成果があったがその分、得意なはずの小技に影響が及び「ネガティブなイメージがついてしまった」と、懸命の改善に取り組んでいるところ。
「残り少ないアマの試合でしっかりと結果を出して、来年プロとしていいスタートが切れればいいなと思います」と、展望を語った。
なお、先月の「パナソニックオープン」で史上5人目のアマVを達成した中島啓太さん(日体大3年)は通算6オーバーの68位タイだった。
【腰痛から復帰後も4日間を完走した中島さん©JGTOimages】
「腰が良くない中で、たくさんの方にサポートしていただいて本当に感謝しています」とまずは律儀に礼を述べ、「結果がひどかったので、悔しい思いが強いですが、プレーができたことにはひと安心しています」と、無事完走に安堵した。
次週はさらに大舞台が控える。
主催者推薦を受けて日米共催の「ZOZOチャンピオンシップ」に出場。
このあと、キャディを務めてくれるという1学年上の石川航さんとコース近隣の千葉県成田のホテルで落ち合い、19日の火曜日から練習を開始する。
コリン・モリカワとの練習ラウンドが実現するかもしれないといい「少しでもコミュニケーション取って、人間力やスポーツマンシップを感じ取りたい」と張り切っていた。
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