<国内男子ゴルフ>昭和を愛する23歳。坂本雄介の青い珊瑚礁

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【©JGTOimages】

「Sansan(サンサン)KBCオーガスタ」 8月26日ー29日
芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)7210yd・par72▼27日(大会2日目)

聖子ちゃんをこよなく愛する23歳が、7位タイで決勝ラウンドに進んだ。
坂本雄介が「72」。風が吹き始めた第2ラウンドを2バーディ2ボギーで耐えてV争いに挑む。

プロ4年目だが、本格参戦は今シーズンから。19年のAbemaTVツアー賞金ランク18位の資格で転戦を始めて、今大会は今年が初出場だ。

改造前のコースは知らないが、平均300ydを超える飛ばし屋。7210ydの総距離に懸念はないが、ツアー会場唯一のコウライグリーンの対策は入念に。
「大会前にパターを変えた」。

道具と共に、意識も変えた。
「芝目のクセが強いので、外れてもしょうがない。逆にミスパットが入っちゃうこともありますし、そこらへんは割り切って」と、この2日間はストレスフリー。
「良い意味で、自分に期待しないでやってます」。

ついでに今年から、度付きのサングラスをコンタクトレンズに変えた。

特に左の視力が極度に悪く、プレー時も欠かせなかった。
「ずっとコンタクトにしたかったけど、入れるのが怖かった」とやらず嫌いをついに解禁。
「最初は1時間半かかった」という取り外しも慣れて「今は2分で入れられる」。
雨の日や、この日みたいな猛暑で特に、効果を実感。
「打つたびに外して、汗を拭いてという手間がなくなり凄い楽」。

素顔のプレーで、ファンへの周知も期待ができる今週、スタート時にお気に入りの曲を流してもらえる今大会名物の「勝ちウタ」で選曲したのは昭和の大ヒット曲「青いサンゴ礁」。

「聖子ちゃんが大好きなんで」と、平成10年生まれが80年代の懐メロに乗ってティオフ。
「僕が生まれた頃か、生まれる前に流行った古い歌しか聞かない」と言い、普段から懇意にするプロ仲間も昭和の匂いがする男たち。
前夜も49歳のベテラン、平塚哲二に「スプーンが50ヤードも曲がる。なんとかしてくれ」と、電話相談を受けた。

首位と3打差で迎える週末も、懐かしの聖子ちゃんに送られてスタート。
「自分に期待はしていない」と、笑うがコロナで次週のAbemaTVツアーがきゅうきょ中止となり、きゅうに予定がぽっかり空いた。
「トップ10に入って来週の出場権は獲りたいな」と、ちょっとだけ欲が出てきた。
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