ロッテ マーティン感激!オールスターゲームで幼なじみと再会!

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【千葉ロッテマリーンズの主砲として活躍するレオネス・マーティン選手】

 オールスターゲームに初出場したレネオス・マーティン外野手がオールスターゲームでの練習中に嬉しそうにセ・リーグベンチに向かった。そして友の姿を探した。相手もマーティンの姿を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきた。2人は感慨深い様子だった。探していた相手はドラゴンズのダヤン・ビシエド内野手だ。

 「彼の事は本当に小さいころから知っているよ。6、7歳の頃からかなあ。州選抜チームから一緒にプレーをしていて学校も一緒。彼がボクの一歳年下で特に仲が良かったんだ。ボクがエースで彼はサードを中心に守っていたかな。当時から凄いパワーの選手だった。もちろん彼が投げていたこともあったよ」

 2人は見つめ合いながら嬉しそうに語り出した。キューバのビジャ・クララ州出身。通った学校も一緒。大学卒業後もナランバス・デ・ビジャ・クララで一緒にプレーをした。そして今、日本でお互い大活躍をしている。2人は何度も何度も神が導いたようなこの縁に感謝をした。

 「そりゃあ、嬉しいよ。だって小さい時から知っている友と今、日本のオールスターの場で再会をしているんだよ。子供の頃、野球が好きでいつかプロになろうと思って頑張っていたけど、まさか2人とも日本でプレーをして、こうやってオールスターで同じグラウンドに立つなんて思ってもいなかった。誰も思っていなかった事だよ」とマーティンはまくし立てるように話をしてくれた。それをビシエドは横で兄の話を聞くかのように何度もうなずきながら嬉しそうに聞き入っていた。

 マーティンが日本に興味を持ったのも先にドラゴンズにプレーをしていたビシエドの影響も大きい。日本野球の魅力を聞かされ徐々にプレーをすることを現実の事として捉えるようになった。

 「日本の野球の事を色々と聞いたり、教えてもらったよ。参考になることは多かった。そして興味を持つようになった。今、こうしてマリーンズでプレーをさせていただいているのは彼の影響でもあるよ」とマーティン。

 2019年に来日するとすぐにファンの心を虜にした。幾度となくピンチを救った強肩に勝負強い打撃。迫力あるスイングでホームランを重ねて今やマリーンズに欠かせない存在となっている。

 「世界は小さいということだよ。だからいつだって、色々な事にチャレンジしていかないといけないと思う。このように素敵な再会が待っているんだからね。今日は特別な日になったよ」

 マーティンが「世界は小さいということだ」と言うとビシエドも笑って同調した。そしてお互いの今後の健闘を祈り、別れた。ドラゴンズの主砲として戦うビシエド。そして彼に導かれるようにマリーンズ入りをして現在、攻守の要としてチームの1974年以来のリーグ1位でのリーグ優勝を目指すマーティン。幼なじみの2人は今後もこの日本という異国の地でファンに感動と夢を提供し続ける。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

球団に関するニュース、球団広報によるコラム、オフィシャルライターによるチームのこぼれ話や球団情報をお届けします。お楽しみに!!

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント