<国内男子ゴルフ>選手会長はプレーオフで3戦全敗も「そこに来るまでが情けない」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【またプレーオフ敗退。でもそこに至るまでの過程を選手会長は悔やんでいた©JGTOimages】

■今シーズン2試合目の有観客開催「ダンロップ・スリクソン福島オープン」
(6月24日ー27日、福島県・グランディ那須白河ゴルフクラブ、6961yd、par72)▼27日(大会最終日)

選手会長は、絶好のチャンスを逃した。
完全優勝での大会2勝目も、ツアー通算4勝目による就任後の初Vもならなかった。

3打差の単独首位から出た時松隆光(ときまつ・りゅうこう)は、プレーオフで3戦全敗を喫した。

「今日は、パットが入らなかったのが負けた原因」。
ショットでチャンスにつける場面も数少なく、2番、5番でバーディを奪ったあとは、ジリジリとした展開。

前半9ホールで木下に並ばれた。
11番でついに逆転された。
一時は逆に3差をつけられた。

執念の上り3連続バーディで、通算25アンダーに並び、再び食いついたが、一騎打ちを戦い終えて、ふと思い出す。

18番パー5に戻って決着した自身3度目のプレーオフは、「あんまり考えてはなかったですけど…。今まで全部、負けているのかな?」。

グリーン手前から打った3打目のアプローチは「ファーストカットでスピンが入りそうな、入らなさそうな微妙なライ。でも、パーでは勝てないので。ギリギリを狙ったんですけど、あと5ヤードくらい、足りなかった」と、段を上り切らずに下から15メートルのバーディトライが残った。

「100回打っても入るかな?というようなライン」。
17年と19年の「ANAオープン」に続いてまた、プレーオフによる惜敗をなめたが「それよりも、今日はそこに来るまでが情けなかった」と、反省の言葉を並べた。

「飛距離もそうですし、ショット力も、アプローチも、入れないといけないパットも。全部において、もっと引き出しを増やさないといけない。やることいっぱいですけど、またやり直して頑張りたい」。

勝敗を決めた73ホール目の右ラフから寄せた高難度のアプローチや、奥からのバーディパットもそうだが、何より木下の本戦の「62」は圧巻だった。
「あれは…かなわない。ほんと、木下さんがナイスプレーでした」。
悔しさを堪えて勝者を讃えた。
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