<国内男子ゴルフ>ちばりよ、やんばる生まれ! 宮里優作は松山英樹と世界遺産が励み

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【やんばる優作©JGTOimages】

■国内男子ゴルフ/ 「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」/ 相模原ゴルフクラブ 東コース (神奈川県)/ 7298yd、パー72 / 5月13日ー16日/ 13日(大会初日)

偉大な後輩が起こした波に乗り遅れない。
世界遺産も登録間近……!
沖縄出身の宮里優作が、雨の初日に「69」。
難条件で6バーディ、3ボギーとスコアをまとめて久々に好発進した。

2シーズン戦った欧州ツアーから戻った20ー21年は、9試合に出て6試合で予選落ち。
「連戦をしながら調子をあげていくタイプ」と、自覚するだけに、オフを挟むロングシーズンは、余計に苦戦が続くが「曲がっているショットを幅に収められれば」と、雨中の修正に心を砕く。

大学後輩の偉業で開けた2021年。
涙の中継ブースはファンの間であまりにも有名だ。
初のテレビ解説を頼まれたマスターズで、松山英樹が優勝。
「もう言葉がでなくて。解説を忘れて自分が優勝したかのような嬉しさ」。
沈黙のマイクが、宮里の嗚咽を静かに拾っていた。

そして迎えた開幕戦から、連鎖は続いた。
金谷拓実(東建ホームメイトカップ)、岩田寛(中日クラウンズ)、そして先週は片岡尚之(ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品)と、東北福祉大のOBが「4戦3勝」と、驀進中。
「いい先輩を見て育ってんですね」と一瞬、ドヤ顔。
「…僕じゃないですよ」と、すぐに苦笑。
「嬉しいですよ。刺激になりますし、松山くんを見て、凄いやる気につながっている効果があるかもしれない」と、改めて感謝。
「青木さん、ジャンボさん、中嶋さんが挑戦してもできなかったことですから。日本国民中が待ち望んでいたことだったし、僕も刺激になっています」。

さらに本大会開幕前には、故郷の沖縄県・国頭郡東村(くにがみぐん・ひがしそん)が、世界自然遺産への登録確実に。

「沖縄でも秘境って言われるくらいの田舎ですが、候補に挙がっているのは凄いこと。嬉しいですね。お越しの際は”宮里記念館”にもぜひ、お立ち寄りください」。

登録を目前に、「やんばる」が生んだゴルフの宮里きょうだいを改めてアピールしておく。
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