第1戦：4月17日17時5分 第2戦：4月18日14時5分

3週間ぶりの試合となったシーホース三河に対し、滋賀レイクスターズはしっかりと勝ち切った。第2クォーターこそ12得点止まりだったが、その他のクォーターは安定して得点を重ね、ジョーダン・ハミルトンを中心に88得点を奪った。アンガス・ブラントが第20節以来となる20得点、晴山ケビンも5試合ぶりの2ケタ得点と各自が期待される役割を果たした。京都ハンナリーズの勝利によって西地区8位のままだが、今節も同5位の島根スサノオマジックに勝率で追いつく可能性がある。

前々節の中止を受け、10日ぶりの試合を戦った名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、前節島根に惜敗。得点バランスは良かったものの、2ケタに乗せたのはレオ・ライオンズのみ。島根のディフェンス網を突破できず、ターンオーバーを18個と量産してしまったのが痛かった。西地区では大阪エヴェッサ、ワイルドカードではアルバルク東京の下に位置しているが、前節試合がなかった両者との差を縮めるチャンスを逸した格好だ。

第14節の対戦では名古屋Dが連勝。滋賀は多投した3ポイントシュートの成功率が低かったが、ジョナサン・オクテウスの働きは2戦とも際立った。一方の名古屋Dでは古巣との初対戦で齋藤拓実が連日2ケタ得点を挙げたものの、狩野祐介は目立った活躍が見られず。名古屋Dはまずオクテウス対策を練り、オフェンスでは残り試合への足がかりという意味も含めて狩野のシュート力を上手く生かしたい。

文＝吉川哲彦

・滋賀（ヘッドコーチ：ショーン・デニス）
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介