高田孝一が6回2失点の好投も、大量リードを守り切れず引き分けに【4/10 ファーム試合結果】

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 4月10日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われた楽天と横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦、第2回戦は12対12で引き分け。楽天は終盤に救援陣が崩れ、最大9点のリードを守り切れなかった。

 楽天の先発・高田孝一投手は、初回から2者連続三振を奪う上々の立ち上がり。すると直後の1回裏に、打線が猛攻を見せる。安打や四球などで1死満塁とすると、敵失策で先制。なおも続く1死満塁の好機で、6番・内田靖人選手が2点適時二塁打、2死2、3塁となった場面では、8番・江川侑斗選手が2点適時打を放ち、一挙5点を奪う。

 援護をもらった高田孝投手は、直球を中心に組み立てて4回まで毎回三振を奪いながら、ノーヒットピッチングを展開。4回裏には黒川史陽選手に適時二塁打が飛び出すなど、7点差とした5回表に今試合初ヒットを許すと、ピンチを広げて内野ゴロの間に1点を失う。3点を追加した直後の6回表にも1失点をしたものの、6回3安打8奪三振2失点で先発の役割を果たした。

 8点リードの7回表からマウンドに上がったのは、菅原秀投手。四球でピンチを招いて適時打を許すなど、1つもアウトを取れずに降板。後を受けた王彦程投手も、失策も絡んで流れを止めることができず、適時打や犠飛で失点を重ねる。1点差に迫られなおも2死2、3塁のピンチでマウンドに上がった森原康平投手は高城俊人選手を完全に打ち取ったが、味方の失策で逆転される。

 1点を追う展開となった楽天は9回裏、2本の安打で好機を作ると、山崎真彰選手が適時打を放ち、土壇場で同点に追い付く。延長戦に突入した10回表に鈴木翔天投手が痛恨の勝ち越し弾を浴びも、10回裏、代打・足立祐一選手に適時打が飛び出し、再び同点に。なおも続く2死満塁のサヨナラの絶好機では、9回裏に同点打を放った山崎選手が内野ゴロに倒れ、壮絶な点の取り合いは12対12の引き分けで試合終了。

 楽天は先発のドラフト2位ルーキー・高田孝投手が好投するも、中継ぎ陣が乱調で大量リードを守り切れず。打線は、黒川選手が3安打2打点をマークするなど、相手のミスにつけ込みながら15安打12得点。しかし守備では適時失策もあり、全体で4失策と精彩を欠いた。

  12345678910 計
デ 0000119001 12
楽 5002300011 12

デ 中川虎大-飯塚悟史-風張蓮-武藤祐太-勝又温史
楽 高田孝一-菅原秀-王彦程-森原康平-内間拓馬-鈴木翔天

文・岡絃哉
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