今季初先発の楽天・弓削隼人はローテーション入りへアピールなるか【4/3 パ・リーグ見どころ】

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楽天・弓削隼人はアピールなるか。対するオリックスは山岡泰輔が今季初勝利へ

 4月3日の14時から、楽天生命パーク宮城で楽天とオリックスの第2回戦が行われる。2日の試合では、鈴木大地選手や茂木栄五郎選手ら主軸がチャンスで結果を残した楽天が勝利した。

【今季対戦成績】
楽天→1勝0敗
オリックス→0勝1敗

【楽天】弓削隼人投手 10試合3勝2敗 50.1回 34奪三振、防御率5.01(昨季成績)
【オリックス】山岡泰輔投手 1試合0勝1敗 6回 7奪三振、防御率6.00

 楽天は弓削隼人投手が今季初先発。昨季は開幕2連勝を飾る上々のスタートを切ったが、その後は調子を落とし3勝にとどまった。飛躍を誓い迎えた今季、開幕ローテーション入りを逃したが、田中将大投手の離脱で先発枠が一つ空き、チャンスが巡ってきた。ここでアピールして先発ローテーション入りへ前進したい。

 打線では鈴木大地選手の復調に期待。開幕から不振が続いていたが、2日の試合では適時打を含む2安打の活躍を見せると、今季初のお立ち台に上がった。これを機に調子を上げていけるか。

 オリックスの先発は山岡泰輔投手。前回登板した3月28日の埼玉西武戦では、6回4失点で黒星を喫した。1日の試合で山本由伸投手が完封勝利を収めただけに、オリックスの2枚看板としてあとに続きたい。

 打線は、主軸にチャンスで回せるかがカギとなりそうだ。2日の試合では、チーム5安打のうち、3番・吉田正尚選手と4番・モヤ選手がそれぞれ2安打、代打・ジョーンズ選手が1安打と当たったのは主軸のみ。打撃好調の頓宮裕真選手や大城滉二選手らからチャンスを作り出し、得点につなげたい。

北海道日本ハムは上沢直之で本拠地初勝利へ。対する千葉ロッテは美馬学で3連勝を狙う

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 4月3日の14時から、札幌ドームで北海道日本ハムと千葉ロッテの第2回戦が行われる。2日の試合で16得点と快勝した千葉ロッテが、3連勝でカード勝ち越しを決めるか。それとも北海道日本ハムが本拠地初勝利を飾るか。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→0勝1敗
千葉ロッテ→1勝0敗

【北海道日本ハム】上沢直之投手 1試合0勝1敗 4.2回 4奪三振、防御率11.57
【千葉ロッテ】美馬学投手 1試合0勝0敗 6回 2奪三振、防御率1.50

 北海道日本ハムは、上沢直之投手が中7日で先発する。開幕投手として臨んだ今季初登板は、楽天の1番・辰己涼介選手に初球先頭打者本塁打を浴びるなど、5回途中9安打6失点でマウンドを降りた。今試合では本来の投球を見せ、チームの連敗を止めたい。一方の打線では、開幕からサードでの出場を続ける野村佑希選手に注目。チームトップの打率.429をマークしており、開幕3戦目以降は5番に定着。現在6試合連続安打中と波に乗っている若手の打席から目が離せない。

 対する千葉ロッテは美馬学投手が先発。前回登板した3月27日の福岡ソフトバンク戦では、6回1失点の好投を披露したが、勝ち星は付かなかった。開幕5連敗から一転、連勝中のチームをさらに勢い付けたいところ。打線では荻野貴司選手に注目したい。開幕から7試合連続安打中と、36歳になるシーズンで変わらぬ活躍を見せている。今試合でも出塁を重ね、2試合連続16得点と好調の打線を引っ張りたい。

高橋礼と浜屋将太が今季初勝利を懸けて激突! 売り出し中の呉念庭は3試合連続安打なるか

福岡ソフトバンクホークス・高橋礼投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 4月3日の14時から、PayPayドームで福岡ソフトバンクと埼玉西武の第2回戦が行われる。2日の今季初対戦では、開幕投手同士の投げ合いを埼玉西武・高橋光成投手が制し、首位をキープ。一方福岡ソフトバンクは、3連敗と足踏み状態が続いており、打線の奮起が待たれる。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→0勝1敗
埼玉西武→1勝0敗

【福岡ソフトバンク】高橋礼投手 1試合0勝0敗 6.1回 2奪三振、防御率2.84
【埼玉西武】浜屋将太投手 1試合0勝1敗 4.2回 3奪三振、防御率5.79

 3連敗中の福岡ソフトバンクは、直近3試合でいずれも5安打以下に封じられている打線の
つながりに期待したい。その打線のキーマンとなるのは、4番に座るグラシアル選手だ。2日のカード初戦で、3安打2打点をマークし復調の兆しを見せた。グラシアル選手の前に走者を置いて、好機で打席に立たせたいところ。先発は高橋礼投手を予定している。開幕第2戦では、6.1回2失点と試合は作ったものの、勝敗は付かなかった。2019年9月以来の先発勝利で、チームの連敗を止められるか。

 一方、引き分けを挟んで3連勝中と勢いに乗る埼玉西武。注目したいのは呉念庭選手だ。31日にプロ初本塁打を放つと、2日の福岡ソフトバンクでも2打点を挙げる活躍で、好調な打線のなかで存在感を発揮している。レギュラー定着に向けて、さらなる活躍を期待したい。先発を務めるのは浜屋将太投手。福岡ソフトバンク相手には、プロ入り2度目の先発となる。昨季10月の対戦では、4回途中3失点で勝敗はつかなかった。チームの勢いに乗り、福岡ソフトバンクから今季初勝利をつかみ取ることができるか。

4年目・難波侑平が打率3割超と好調

北海道日本ハムファイターズ・難波侑平選手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 ファイターズ鎌ケ谷スタジアムでは、北海道日本ハムと横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦第2回戦が13時から行われる。2日の同カードは、北海道日本ハムがサヨナラ勝利で連勝を「5」に伸ばした。

 北海道日本ハムでは、4年目の難波侑平選手に注目。2018年は打率.224、2019年は打率.158、昨季は打率.184と打撃に苦しんでいたが、今季は9試合で打率.318と成長を見せている。前日の試合でタイムリーも放った若武者は、このままアピールを続けて一軍デビューを勝ち取れるか。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→1勝0敗
横浜DeNA→0勝1敗

吉持亮汰のアピールは続くか。連日の打線爆発に期待

 ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉では13時から、楽天と巨人のイースタン・リーグ公式戦、第2回戦が行われる。2日の試合では楽天打線が爆発し快勝しているが、連勝なるか。

 楽天打線では、吉持亮汰選手に注目したい。2016年以来の一軍出場を目指す6年目の育成内野手は、ここまで打率.343と好調を維持している。2日の試合でも2本の長打を含む3安打の活躍を見せた。まずは支配下登録へ向けて打撃でのアピールを続けたいところだ。

【今季対戦成績】
楽天→1勝0敗
巨人→0勝1敗

連敗脱出を狙う鷹は増田珠の打撃に期待

 タマホームスタジアム筑後では13時から、福岡ソフトバンクと中日のウエスタン・リーグ公式戦、第2回戦が行われる。2日の試合では福岡ソフトバンクが中日に逃げ切りを許しているが、ここを勝って連敗脱出することはできるか。

 注目は、増田珠選手だ。三塁でのレギュラー奪取を目指す増田選手だが、今季はここまで打率.176、0打点と本領を発揮できていない。2日の試合でも、得点圏に走者を置いて迎えた打席が2度あったが、いずれも三振に倒れた。主に2番を任されている川瀬晃選手が好調なため、3日の試合でも、後を打つ増田選手に好機で打席が回ってくる可能性は高そうだ。得点力不足の打線を救う一打に期待したい。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→0勝1敗
中日→1勝0敗
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