山口航輝、ブランドンら若手が開幕スタメンへ奮闘中【3/19 パ・リーグ8試合見どころ】
千葉ロッテでは、4番で先発出場を続けている山口航輝選手の調子が上がっている。17日の試合では、11日の楽天戦以来となる2号ソロを含む2安打1打点で、4試合ぶりとなるマルチ安打の活躍を見せた。3年目での一軍公式戦初出場を開幕戦の先発で迎えるためにも、好調な打撃を維持していけるか。
茂木栄五郎、小深田大翔に復調の兆し
好調な打線の中で、特に注目したいのは茂木栄五郎選手。オープン戦序盤は打率0割台と不振にあえいだが、17日に4打数3安打4打点1本塁打の大活躍を見せると、18日も勝ち越し適時打を放ち、復調の気配を見せている。今季も主将としてチームを引っ張る男が、開幕に向けさらに状態を上げていけるか。
同じくオープン戦で不調だった2年目の小深田大翔選手も、17日は5打数2安打2打点と結果を残した。ルーキーイヤーを超える活躍が期待される中、アピールを続けレギュラーの地位を不動のものとしていきたい。
ブランドンは開幕スタメンへ好調を維持できるか
埼玉西武はドラフト6位ルーキーのブランドン選手に注目。オープン戦は10試合に出場して打率.318、2本塁打、6打点と結果を残している。17日の阪神戦でも途中出場から9回裏に反撃のソロ本塁打を放った。新型コロナウイルス感染拡大の影響でスパンジェンバーグ選手の合流の見通しが立たず、中村剛也選手も左ふくらはぎの違和感で調整が遅れるなか、開幕スタメンの座を手に入れるために好調を維持していきたい。
定位置獲得を目指す樋口龍之介に期待
北海道日本ハムでは樋口龍之介選手に期待が集まる。17日の試合では「2番・三塁」で起用されると、4回の先頭で迎えた第2打席で安打をマーク。続く無死3塁の場面での第3打席では犠飛を放ち、きっちりと仕事を果たした。三塁の定位置争いを勝ち抜いて、レギュラーをつかむためにも着実に結果を残していきたいところだ。
T-岡田にオープン戦1号は出るか。能見篤史の登板にも期待
オリックスの注目はT-岡田選手。18日は4番に座ると、4打数2安打1打点の活躍を見せた。ジョーンズ選手、モヤ選手の両助っ人外国人選手が好調を維持する中、自らも持ち前のパワーで存在感を示していきたい。
投手陣からは今季新加入のベテラン左腕・能見篤史投手に注目。17日の楽天戦では8回のマウンドに上がり1回5安打1本塁打5失点と不本意な結果に終わったが、それまでの3試合では安定した投球を見せている。古巣相手に登板する機会は訪れるか。
OP戦初アーチが出た松田宣浩に期待。直近3試合無失点の中継ぎ陣も見逃せない
まず注目したいのは、17日の試合で3回裏に待望の1号ソロを放った松田宣浩選手。9回裏にはサヨナラ勝利につなげる四球も選んでおり、状態は上向きだ。16日に一軍復帰した柳田悠岐選手、デスパイネ選手に未だ安打が出ない中、頼れるベテランの一振りで打線を盛り上げたい。
また、直近3試合で無失点と鉄壁の中継ぎ陣の活躍も見逃せない。不動のセットアッパーであるモイネロ投手が開幕に間に合うか不透明な中、その不安を感じさせない安定感を見せている。高橋純平投手らの復帰でさらに厚みを増した救援陣は、17日の試合で11得点を奪った広島打線を抑え込むことができるか。
昨季のウエスタン王者が初陣！ 一軍返り咲きを狙うリチャードに注目
福岡ソフトバンクの注目はリチャード選手。虎視眈々と正三塁手の座を狙う21歳の若鷹だ。春季キャンプを一軍で過ごすも、オープン戦が開幕して以降は思うような結果が残せず、開幕一軍を逃した。二軍の三塁手争いも、リチャード選手に加え、同じく21歳の増田珠選手、ドラフト1位ルーキーの井上朋也選手などタレントそろい。シーズン途中での一軍合流を目指し、文句なしの成績を残したい。
【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→15勝5敗2分
阪神→5勝15敗2分
4年目の廣澤伸哉は一軍入りへアピールなるか
オリックスで注目したいのは、4年目の廣澤伸哉選手。昨季は開幕一軍入りを果たし、プロ初安打も記録した。17日の春季教育リーグでは、途中出場ながら2安打2打点と打撃で結果を残している。このままアピールを続け、一軍での出番を勝ち取りたい。
【昨季対戦成績】
オリックス→11勝9敗1分
中日→9勝11敗1分
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