2位の永井花奈 至福のラウンドを語る

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)第2日

 最高瞬間風速18m/s。突風がいつ吹くかわからない。自然との戦いへ、永井花奈は笑顔を武器にした。勘だけを頼りにした、出たとこ勝負は吉と出る。首位とは3打差があるものの、予選通過の62人で唯一、ノーボギーのラウンドに価値があった。「自信になりました」と手放しの喜びようだ。好調の要因は、「今日も、パッティングが決まった。うれしいです」。勝負の鉄則はやはりパッティングだった。

 強風のこの日は、グリーンにオンはしても、ロングパットが残ることが多い。「17番、18番もちょっとイヤな長いパーセーブでした。きのう、17番で30センチのパッティングを決められなかったから、少し緊張したけど、集中することができたと思います。しっかり、パーセーブができた。グリーンの傾斜を読むことが難しい。傾斜がないところは、左右どちらへも曲がるように見える。勘が当たった」と振り返る。さらに、3つのバーディーは、「カップ内側が狙いどころでした。真ん中へしっかり打ち出すことができている」とも。

 とはいえ、最後まで気を抜くことはできなかった。18番で得た教訓を話す。「第1打の時、ちょうど西日が目に入った。アドレスでボールを見たら、チカチカして…。そのまま打ったから、左へ飛んでいきました。危なかったです。OBまで、あと5ヤードのところでボールがあった」とそうだ。しかし、ピンチが一転して、チャンスに変わった。「ピンが狙えるポジション。ラッキーってあるんですね」。

 ボギーフリーで、至福のプレーはプロの真骨頂だろう。「パーセーブができる。幸せな気分だった」と前置きし、「良いことだけを考えましょう。あしたも、ラッキーが続きますように-」。神頼みで締めた。
(中山 亜子)
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