本来、あるべき姿が戻った。4日、ダイキン工業・井上礼之大会会長、JLPGA会長・小林浩美の公式会見が行われた。本大会最大の注目は、約1年3ヶ月ぶりの有観客での開催。

　井上大会会長は「スタートホールのテントの中からギャラリーの皆さまが選手に熱い視線を送っていました。選手が緊張しながらもティーショットを打つ姿を見て、無事スタートができて良かった」と感想を話すと「ギャラリーの皆さまを入れることに大きな意味があった。有観客での開催をギリギリまで検討していました。プロ野球、サッカーなどは人数制限しながら有観客で開催していた。幾度も対策会議を重ねて、最終的に2月24日に有観客での開催を決定しました」と続けた。

　一方、JLPGA会長・小林は「主催のダイキン工業様、琉球放送様のお陰で、ギャラリーの皆さまをお迎えすることができ感謝申し上げます」と謝辞を述べると「お客様を見たときには私も緊張しました。選手の顔を見ると非常に引き締まっていた。選手のモチベーションも上がるし、会場の雰囲気も明るくなった」と歓迎した。

　最後に、井上大会会長は「1,000人限定で開催に至ったが、4日間無事にできれば、あとのトーナメントへのプラスになるのでは」と話した。