【ハンドボール】世界選手権が開幕 彗星JAPAN監督は成長に手応え「自信持って挑める」

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【Yukihito TAGUCHI / JHA】

日本の初戦は15日、欧州2位のクロアチアに挑む

第27回男子ハンドボール世界選手権が13日、エジプトで開幕します。
男子日本代表「彗星JAPAN」は既に3日にエジプト入りし、エジプト代表との実戦を含む調整を進めてきました。15日の初戦で欧州2位のクロアチアへ挑みます。

世界選手権は2年に1度開催されるもので、13日から31日までの間、世界一をかけて32ヶ国がエジプト(カイロ、アレクサンドリア、ギザ)で戦います。
日本は予選ラウンドで15日〜19日にグループCのクロアチアカタールアンゴラとアレクサンドリアで対戦。グループ4チーム中、上位3チームがメインラウンド(2次リーグ)へ進出します。

今大会は、選手団や大会運営役員、メディアやホテルスタッフなど関係者すべてが外部との接触を遮断した「バブル」の中で管理され、期間を通して定期的にPCR検査を受けるなど、大会組織委員会による厳重な感染症対策の下で運営されます。
また、試合はすべて無観客で行われることになりましたが、全試合が国際ハンドボール連盟(IHF)のYouTubeチャンネルで中継され、日本からも見られる予定です(記事末尾にリンクあり)。

「空中の格闘技」とも呼ばれ、迫力満点のハンドボール。開催国として出場が決まっている東京オリンピックを目前に、世界の強豪との戦いに挑む彗星JAPANにご注目ください。
※ハンドボール初心者の方向けに、日本ハンドボール協会(JHA)公式YouTubeチャンネルで基礎知識をご紹介しています。この記事の末尾のリンクからぜひどうぞ!

予選ラウンド日本戦の予定
▽15日(金)(日本時間16日午前2時) 対クロアチア
▽17日(日)(同17日23時半) 対カタール
▽19日(火)(同19日23時半) 対アンゴラ

7日のエジプトとの国際親善試合でシュートを放つCB東江雄斗 【Yukihito TAGUCHI / JHA】

激戦のグループC 「前回大会より上の結果」を

前回大会(2018年1月)は予選(アジア選手権6位)での出場権獲得に及ばず、東京オリンピックでの活躍を期待されてIHFによるワイルドカード枠で出場したものの、24チーム中24位に終わった日本。その悔しさをバネに心技体を鍛え、アジア選手権(2019年1月)では3位で出場権を獲得し、今大会を迎えました。「前回大会より上の結果」を目指し、激戦のグループCでの3試合に挑みます。

クロアチア 
2020年1月欧州選手権2位の欧州屈指の強豪。世界トップレベルの司令塔が顔を揃え、即興性の高いハンドボールを展開する。

カタール 
多種多様なルーツの選手で構成されるアジアの覇者(2019年1月アジア選手権1位)。ヨーロッパ顔負けの攻撃陣と世界トップクラスのGKを擁する。

アンゴラ
アフリカの新興勢力(2020年1月アフリカ選手権4位)だが、前回大会でカタール、日本を破った経験を持つ。優れた身体能力を生かした得点力あるバック陣とPVとの連携が特徴。

監督「上へアタックし続けるために予選突破が必須。成長したところを見せる」

ダグル・シグルドソン監督 【Yukihito TAGUCHI / JHA】

- エジプトとの国際親善試合2試合を終えて、大会へ向けての準備の手応えは
感触は良い。特に2試合目はよく戦えた。全員にプレータイムを与えるために、選手交代を少々多くしすぎたかもしれない。そのために試合結果としては強さが足りないものになったが、パフォーマンスは良かったし、選手たちは世界選手権へ自信をもって挑めると思う。そこが一番大事なところだ。

- 予選でのクロアチア、カタール、アンゴラに対してはそれぞれどう戦いますか
予選は3チームとも対戦経験がある相手。クロアチアは世界のトップの強豪国だ。厳しい初戦になるだろう。大事にしたいのは、ファイティングスピリットが伝わる良い試合をすること。ゲームに多くをつぎ込み、いいプレーから自信を得て、カタール戦へつなげる。カタールも非常に強いチームだ。周知のようにヨーロッパ出身の選手もいる。非常にタフな試合になるだろう。アンゴラは前回の対戦では3点差で負けたが、成長したところを見せる機会として、アンゴラが予選グループにいるのは良かったと思っている。だが、まずは初戦に集中する。

- 昨年1月のアジア選手権ではカタールに迫りました
強豪国に近づいてきている。今回対戦したエジプトも、近年は世界で10-12位圏内で、アフリカチャンピオン(昨年1月アフリカ選手権優勝国)だ。チームは強くなってきているし、成長には手ごたえを感じている

- 前回大会(2018年1月世界選手権)では24チーム中、最下位でした。今回は前回より多い32チームが出場します
8つの強いチームが下克上を狙っているということ。同じように、日本からも上へアタックしたい。そのためには予選突破が必須。なんとかして勝ち点をあげ、2次リーグで戦い続けられるように。まずはそれが最大目標だ。

- 日本のファンの皆さんへ一言
どうか安全でいてください。新型コロナウイルスには一緒に真剣に向き合う必要があります。チームはベストを尽くし、良い世界選手権にします。日本の皆さんのご無事を祈っています。

土井キャプテン「闘争心がかなり向上してきた」

キャプテンの土井レミイ杏利。TikTokでは「レミたん」として170万を超えるフォロワーを持つ。 【Yukihito TAGUCHI / JHA】

- エジプトとの国際親善試合2試合を終えて、大会へ向けての準備の手ごたえは
今までずっとコロナの影響で国際試合ができなかったので、2試合できたというところは大きなプラスになると思います。試合の内容に関しては、良いところと悪いところがはっきり表れた2試合でした。でも手ごたえは掴めたかなと思います。自信をつけられた部分もありました。

- 今回目指す順位は
エジプトに来る前にチームで決めた目標があります。最高がベスト8。最低ラインが、最初のグループリーグを2位で突破して、次の試合も3試合中2勝する。全体で2次リーグの3位です。
ワイルドカードで出場した前回の世界選手権は最下位で終わってしまい、そこからアジア選手権を通して今日に至るまで、本当にメンタルの部分をものすごく鍛えました。前回のアジア選手権では、全体的に一番大事な闘争心がかなり向上してきたかなと思います。そこの部分がベースとしてないと勝負にならないので、本当に上を目指したいのであれば、そこの強さを全面に出していかないといけないと思います。

- 彗星JAPANの長所は
1対1が強い選手が多いので、恐れずスピードにのってガツガツいってほしいです。そこの部分を全員が自信もってできれば、おもしろい勝負ができると思います。

- 今大会をオリンピックにどうつなげていきますか
世界大会なので、東京オリンピックに向けてのいい前哨戦です。正直な話、予定通り東京オリンピックを開催できれば本当はよかったのですけど、逆にポジティブに捉えられるところもあります。世界と戦う前に世界を知ることが出来る。ホームで行われる東京オリンピックに向けて、いい準備ができるように、いい意味で自信がつけられるように戦っていきたいという思いです。

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JHA公式サイト特設ページでも、メンバーリストや日程について詳しくお伝えしております。
また、公式SNSで試合結果や選手の様子をお届けしてまいります。ぜひご覧ください。
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著者プロフィール

公益財団法人日本ハンドボール協会(JHA)です。スポーツの基礎である「走・投・跳」の3要素を兼ね備え、スピーディーで迫力のあるハンドボール。身体接触の激しさから「空中の格闘技」とも呼ばれる、世界一面白いスポーツの魅力をお伝えします。 東京オリンピックへの出場を控える男女日本代表「彗星JAPAN」と「おりひめJAPAN」の公式ならではの情報をはじめ、アンダー各カテゴリ代表やJHA主催の全国大会、ビーチハンドボールについても配信してまいります。

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