<国内男子ゴルフ>ミッキーVSリッキーが新春初バトル…!

チーム・協会

【リッキー(星野、左)VSミッキー(阿久津、右)の2021初バトル。今年も応援よろしくお願いします!】

■国内男子ゴルフ/ ツアープロたちの2021新春をご紹介…!! 「ミッキー&リッキーの巻」

”ミッキー”ことプロ5年目の阿久津未来也(あくつみきや、右)と、”リッキー”こと星野陸也(ほしのりくや、左)が、2021年の”初バトル”。

対戦の舞台は、ツアープロの聖地・茨城県の「宍戸ヒルズカントリークラブ」だ。JGTO主催の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」の開催コースは”難攻不落”とも称され、一般営業時も高メンテナンスが保たれている。

阿久津も、星野も、ジュニア時代からお世話になっており、「この時期でも、これだけ速いグリーンで練習させていただけるので、本当にありがたい」と感謝を募らせ、いざコースへ…!

日本大学の先輩・後輩は、2つ下の星野が、いつもオフ時に阿久津をラウンドに誘うのが恒例だ。
「ミキヤさんは、年下の僕でもお誘いしたくなるくらい、優しい先輩。絶対に曲げないゴルフは、僕にはないもの。いつもお手本にさせてもらってます!」。

後輩のベタ褒めに、キリリと顔を上げた阿久津。
「その逆の言葉をそのまま返すよ。昔から、リクヤはすごく飛ばすし、ドライバーが本当に上手。羨ましい…。年下だけど、実力は僕より全然上。尊敬しています」と、すかさず褒め返しだ。

賞賛の”応酬”は、ラウンド中も止まらない。
「ミキヤさんはゴルフも上手いし、頭も凄くいいんですよ!」。
「…それは盛りすぎ」と、再び阿久津は照れたが、あながち外れていない。

地元・栃木の作新学院高校は、本当はゴルフ特待でも入学できたが「勉強もできるように」と、阿久津はあえて難関の特進コースを選んで受験に臨んだそうだ。
「合格したのはいいけど、入ってからの両立は大変でした」というが、好成績をおさめて卒業。

「大学はゴルフ一本で」と、強豪の日大に進んでも、必要単位はすでに3年時で完全取得。頭脳明晰ぶりは部内でも評判で、星野も「テストのときは、いつもミキヤさんがレポートの書き方など、親切に指導してくれた」という。

卒業後の進路も迷ったそうだが、4年時に「日本学生」を制して「自分が一番を目指して頑張れるのは、やっぱりゴルフしかない」と、プロ入りを決意。

3年目の19年に「AbemaTVツアー」で賞金9位につけて、前半期の出場権を獲得。2021年では2シーズンがかりのレギュラー昇格を目指す。

コロナ禍に見舞われた昨年は、稀有な経験も味わえた。
その年の勝者など、エリートしか出られない「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に、特例で参戦。思いがけず初出場を果たした夢の舞台で2日目まで上位で健闘した反響は、予想以上だった。
「”行ける(優勝できる)と思ったのに”とか、みなさんから残念コメントを沢山もらって。次は必ず自力で出てリベンジを、という気持ちが強まった」という。

開催6試合にどとまった2020年の勝者たちは、9月の再開初戦の「フジサンケイクラシック」を制した星野をはじめ、「僕の同年代の選手たちばかり」。特に、稲森佑貴(日本オープン)と香妻陣一朗(三井住友VISA太平洋マスターズ)は、阿久津と同い年。
「今年は絶対追いつきたい」と、さっそくこの日1月7日の後輩との新春初バトルを1差で勝利…!!
2月には、2人で合宿も計画中といい、「次も負けないよ…!」と、笑顔の宣戦布告でいったん解散した。

星野とのラウンドを終えてまっすぐ帰宅すると、テレビでは菅首相が一都三県への緊急事態宣言の発出を発表しており「4月の開幕までには、なんとか収まって欲しい」と、阿久津。
「今年は、たくさんのギャラリーのみなさんの前でプレーができますように…」。
このオフも、祈る思いで調整に励む。

【宍戸の7番パー3。こちらがまた、難しいホールでして。。。今年は1年ぶりの開催が、本当に楽しみ!!】

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