鷹・工藤公康監督と鴎・井口資仁監督が「パーソル CS パ」への意気込みを語る。共同会見全文

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【©SoftBank HAWKS】

 11月13日、PayPayドームで「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」の前日共同記者会見が行われ、2020年度パ・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルホールディングス株式会社の代表取締役社長CEO水田正道氏、福岡ソフトバンク・工藤公康監督、中村晃選手会長、千葉ロッテ・井口資仁監督、益田直也選手会長が出席。水田氏は、CSを開催できることに感謝を述べ、「世の中が熱狂する」試合に期待を寄せた。会見の全文は以下の通り。

ーー「パーソル CS パ」への意気込み

工藤監督「皆様に喜んでいただけるように、そして感動していただけるように、そしてホークスとしては、うちらしい試合がしっかりできるように、CSを盛り上げて、そのなかで勝っていけるよう、日本シリーズに行けるよう、がんばっていきたいと思います」

中村選手「とにかくCSを全力で戦い、そして日本シリーズに行けるようにみんなで協力して、しっかり勝つという思いで、良い試合をできるようにがんばっていきたいと思います」

井口監督「パーソル CS パに出場させていただいて、もう一度チャンスをいただいたのでチーム一丸となって戦っていきたいと思います。今、コロナ禍で大変な時期ではありますが、もう一度パ・リーグを盛り上げるチャンスだと思いますので、全力でがんばっていきたいと思います」

益田投手「大変な状況のなかでやらせていただけるということで、いろんなところで応援してくださるファンの皆様がいると思うので、喜んでもらえるように、感動してもらえるようなプレーをして、2位からですが、CSを突破して日本シリーズに行けるようがんばりたいと思います」

ーー明日の予告先発投手について

工藤監督「明日の先発投手は千賀滉大くんです。彼はうちのエースでもありますし、今シーズン3冠を取るなど、素晴らしい投球をしてくれた。彼の投球にすごく期待していますし、前回投げたときのように、1イニング1イニング、一人ひとり全力で投げて、できれば最後まで行ってほしいと思います」

井口監督「マリーンズの先発は美馬学投手になります。移籍1年目にして先発ローテーションをしっかり守ってくれました。ホークスにも良い投球をしてくれていますので、明日の初戦でも良い投球をしてチームの流れを作ってもらいたいと思います」

ーー「パーソル CS パ」での采配について

工藤監督「今シーズンやってきた戦い方をあまり変えるつもりはありません。シーズン通り投手が抑えて、その間に打者が打って8回、9回の投手が抑えていく。これがうちの必勝パターンであり、勝つために1番最善だと思っています。打つ方では、周東(佑京)くんを中心に、走ってかき回すことができたら、こちらのペースでゲームができると思っていますので、シーズンと変わらない野球で行きたいと思います」

井口監督「レギュラーシーズン後半、チーム状況が苦しい中でなんとか2位をとることができて、CSに進出することができました。後半の苦しい戦いというのは、明日からのCSに必ず生きてくると思います。まだまだCSの経験が少ない選手が多い中ではありますが、若い選手も多いので、良い舞台だと思って躍動してほしいなと思っています。マリーンズらしい『つなぐ野球』を明日からできればと思います」

ーー相手チームの印象について

工藤監督「打線につながりがあって、特に前半は負け続けたというのがありました。やはり投手を中心に守って、つながりを持って打つ打線だと思っています。そういう意味では、ホークスも投手を中心に守っている間に点を取ってというところで、似ているチームではないかと思っています。素晴らしい指導のなかで若い選手も育っているイメージもあります。対戦成績は本当に拮抗してますけど、最後の試合も負けていますし、ぜひCSではホークスの良いところが出るようにがんばっていきたいなと思っています」

井口監督「ホークスとの対戦のなかで、シーズン前半は我々の『つなぐ野球』ができ、良い形で試合を進められたと思いますが、後半は苦しいなかでマリーンズらしい野球ができなかった。ホークスの投手陣も素晴らしいですし、打線も破壊力があるので、我々の野球がしっかりできないとホークスには敵わないなと感じたシーズンでもありました。ゲーム差も近付いたところで最終的には10ゲーム以上離されたのも我々の実力だと思いますし、なんとか今回2位という立場からホークスをつかみたいなと思っています」

ーー現在のチームの雰囲気について

中村選手「常に明るいチームですし、そのなかにしっかりこの練習する期間で引き締められた部分もたくさんあると思います。去年一昨年と2位から行って日本一になっていますが、今年も挑戦者という気持ちを持って戦っていければと思っています」

益田投手「苦しい時期があったんですけど、今は選手が戻ってきてチームも盛り上がってますし、雰囲気はすごく良いと思います。この勢いのままホークスに勝てるように頑張りたいなと思っています」
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