ウエスカ対エイバル、3人の日本人が初ゴールを目指す

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エイバルは今季、ラ・リーガ・サンタンデール史上初めて2人の日本人選手をトップチームに擁するクラブとなった。エイバルで100試合以上の公式戦に出場し、地元ファンの人気者になった乾貴士は、ニューカッスル・ユナイテッドからレンタル移籍してきた武藤嘉紀をチームメートに迎えている。

そしてエイバルの日本人コンビが今週末に対戦するウエスカには、チーム得点王として昨季の1部昇格とラ・リーガ・スマートバンク優勝に貢献した岡崎慎司がいる。ラ・リーガ・サンタンデールで3人の日本人選手が同時にピッチに立った試合は過去にない。実現すれば、11月7日の14時からエル・アルコラスで行われるこの試合は歴史に残る一戦となるだろう。

怪我からの復帰が間に合った岡崎。今季初ゴールに期待がかかる 【(C)LaLiga】

第2節ビジャレアル対エイバル戦でもその可能性があったが、惜しくも実現しなかった。エイバルに加入直後だった武藤はベンチ入りしたものの出番がなく、ビジャレアルが2ー1で制した一戦では乾と久保建英の2人が共演している。

ウエスカとエイバルはいずれも下位に沈んでおり、勝ち点3を必要としている。接戦となる可能性が高い一戦において、3人の日本人選手に求められるのはゴールを生み出す役割だ。岡崎と武藤はセンターFW、乾はサイドMFか10番の位置から、それぞれの今季初ゴールを目指してプレーすることになる。

乾は第2節ビジャレアル戦でフル出場 【(C)LaLiga】

両者がトップリーグで対戦したのは2018/19シーズンの2試合のみ。イプルアでは1ー2、アルコラスでは2ー0で、いずれもウエスカが勝利を手にしている。岡崎らウエスカの面々にとっては後押しとなるデータだが、6シーズン連続でのラ・リーガ・サンタンデール残留を目指すエイバルもリベンジを期して臨むはずだ。

あとがない2チームの対戦は激しい肉弾戦となることが予想されるが、どんな結果となるにせよ、試合が終われば3人の日本人選手はお互いの健闘を称え合うことだろう。ビジャレアル対エイバル戦の後、敗れた乾と武藤が久保と共に笑顔で写真撮影を行なっていたように。

ビジャレアル戦後、久保と写真撮影する乾と武藤 【(C)LaLiga】

来週はじまる日本代表合宿には招集されなかったが、3人はいずれも「サムライブルー」の一員として活躍してきた。岡崎はこれまで119試合の代表戦に出場。乾は36試合、武藤は29試合のキャップ数を持つ。3人は西野朗監督の指揮下で2018年のワールドカップに出場。本大会直前のパラグアイとのテストマッチでは3人揃って先発し、4ー2の勝利に貢献している。

今週末に再び3人が同じピッチに立つことになれば、それはラ・リーガの歴史にとっても特別な瞬間となる。
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