【BOATRACE】堀之内紀代子が自身初のイン逃げV 優勝は6回目

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福岡オールレディース(9月2日〜8日開催)は台風による中止順延を経て、予定より一日遅れで最終日を迎えた。優勝戦は1号艇の堀之内紀代子(岡山)【写真】がインから逃げ切って快勝。2016年6月の浜名湖男女ダブル戦以来となる約4年3カ月ぶりの優勝で通算6Vとなった。

 堀之内にとってこの優勝は格別なものとなったことだろう。というのも堀之内はこれまで優勝戦1号艇に5回乗って6・2・2・3・2着と全敗していた。2011年の多摩川女子リーグではデビュー初Vをかけて優勝戦1号艇に乗るも平山智加の5コースまくり差しに敗れてイン戦6着。2012年の三国女子リーグではイン戦2着に敗れて犬童千秋に初優勝を献上した。2015年の尼崎オールレディースではオール3連対で盤石の勝ち上がりを見せるも池田紫乃に2コースから差されてまさかの2着。2017年のびわこ男女ダブル戦ではスタートでコンマ41と大きく遅れて3着に沈んだ。そして昨年3月には福岡でのほぼオール女子戦で仲谷颯仁に4コースからまくられて2着。これまで5回も悔しい思いを重ねてきた優勝戦1号艇、しかも昨年敗れたばかりの福岡の優勝戦1号艇で、今回勝ち切れたことは大きな意味を持ってくるに違いない。

 優勝戦1号艇で勝つことの難しさは、ここ最近の女子ビッグレースを見てもよくわかるだろう。今年8月の多摩川レディースチャンピオンでは守屋美穂、今年3月の鳴門レディースオールスターでは小野生奈、昨年12月の徳山クイーンズクライマックスでは遠藤エミ、昨年11月の桐生レディースチャレンジカップでは松本晶恵が相次いで優勝戦1号艇で敗れている。

 ちなみに最近5年間で優勝戦1コースが10回以上ある女子レーサーは12人いるが、一度も負けていないのは中谷朋子ただ一人。2014年の戸田オールレディース優勝戦でインからFを切ったのが最後の黒星で、それ以降優勝戦イン11連勝中という稀有な成績を残している。

【優勝戦1コース回数ベスト10(女子、最近5年間)】
1位 遠藤 エミ 24戦17勝 1着率70.8%
2位 長嶋 万記 18戦14勝 1着率77.8%
3位 松本 晶恵 17戦13勝 1着率76.5%
4位 寺田 千恵 14戦9勝  1着率64.3%
4位 平山 智加 14戦12勝 1着率85.7%
6位 小野 生奈 13戦11勝 1着率84.6%
6位 大山 千広 13戦10勝 1着率76.9%
8位 守屋 美穂 12戦8勝  1着率66.7%
9位 海野ゆかり 11戦8勝  1着率72.7%
10位 中谷 朋子 10戦10勝 1着率100.0%
10位 香川 素子 10戦8勝  1着率80.0%
10位 田口 節子 10戦8勝  1着率80.0%
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