「アントラーズビジネスカレッジ」、9月開講! スポーツ界の進化を加速させる人材育成を目指して

鹿島アントラーズ
チーム・協会

【©KASHIMA ANTLERS】

 鹿島アントラーズは、9月よりスポーツビジネスの分野でリーダーとして活躍する人材の輩出を目的に、株式会社グロービスと共同で「Antlers Business College(アントラーズビジネスカレッジ)」を開講させる。8月4日に受講生の募集を開始し、31日(月)12時までの締め切りとなっているが、すでに定員を超える参加者が集まっている。

 講座は、鹿島アントラーズの実践事例に体験を通じて触れながら、経営視点から現場視点まで様々な角度からスポーツビジネスを学ぶことができるプログラムとなる。スポーツビジネスのベースとなる経営知識を学び、多様な参加者同士で共に学び・高め合いながら、スポーツビジネスを通じた社会、地域課題解決に取り組んでいくものだ。

講師として中田浩二C.R.Oも参加

 講師の一人として参加する鹿島アントラーズクラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O)の中田浩二は「僕も現役引退後、公益財団法人スポーツヒューマンキャピタル(S H C)と筑波大大学院で学びましたが、自分の視野を広げることにつながりました。また、参加者といろんなディスカッションをすることでネットワークの広がりにもつながり非常に有効でした」と、スポーツビジネスについて学んだ自身の体験価値を実感している。

 さらに、今回はアントラーズ独自のノウハウを共有し、具体的に問題解決に向けた取り組みも実施される予定だ。中田自身も参加者とのディスカッションから生まれる刺激を楽しみにしている。
「自分がサッカー選手としてどうしてきたのか。そして、スポーツビジネスでは経営視点に選手目線が必要なことを知ってもらいたいと思っています。また、これまでS H C、筑波大学大学院で学んだことを皆さんにお話することで、お互いの新たなチャレンジにつながり、感じる部分は多くあると思うので、それを活かしていいサイクルにしていければと思います。やるからには実践して成功させていく。アントラーズだけでなく、スポーツ界に人材を輩出していくことを目指したいと思っています」

 株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー 代表取締役社長であり、株式会社メルカリ取締役Presidentをつとめる小泉文明は、より実践的な人材育成を明言している。
「日本・アジア最大級のビジネススクールであるグロービス様のご協力によりスタートします。本コースの特徴はアントラーズをケースとした『超実践的』なカリキュラムです。提案だけではなく、場合によっては採択されたプランの実現まで導きたいと思っています。その過程でスポーツビジネスのエッセンスを学び、またJリーグの特徴である地域社会との関係を学んでいくものです。未来のスポーツビジネスを牽引するビジネスパーソンを輩出していきたいと思っています」

 日本・アジア最大級のビジネススクールであるグロービスの経験・ナレッジと鹿島アントラーズとがタッグを組んだ形だが、グロービス経営大学院の学長である堀義人も「グロービスが全面的にプロデュースします。スポーツビジネスに必要となる経営の定石を学ぶ機会を提供します。それによって、日本・アジアそして世界のスポーツ産業の未来を牽引していく経営者・リーダーを育成していきます」と全面的なバックアップを明言する。

 これまでも数々のノンフットボール事業を展開してきた鹿島アントラーズ。そこで培ってきたスポーツビジネスのノウハウを紹介するとともに、鹿島アントラーズという活きたケーススタディを通じて社会、地域課題解決に実践的に取り組むことで、スポーツ界を加速させ、リーダーシップを持って活躍する人材輩出を目指す。

 強いチームだけにとどまらない。強いクラブ経営を目指して。
 鹿島アントラーズは、ピッチ外での新たな挑戦をスタートさせる。


アントラーズビジネスカレッジとは

“スポーツビジネス” を通じて社会へ価値創出できる 実践性を備えたリーダーの育成

【©KASHIMA ANTLERS】

9月から約半年間、アントラーズ経営陣を中心とした講師たちのもと、座学による基礎的な経営ノウハウの習得に加え、実際の事例紹介や参加者同士のディスカッション、具体的なビジネスプランの検討・提案を通して実践的な学びを提供していく。フットボールに限らず、スポーツビジネス全体への理解につなげ、地域・社会へ価値創出ができる人材輩出を目指す。

スポーツビジネスプログラム概要

・コンセプト
スポーツビジネスのベースとなる経営知識を学び、多様な参加者同士で共に学び・高め合いながら、鹿島アントラーズという活きたケーススタディを通じて社会、地域課題解決に実践的に取り組みます。

・内容
スポーツビジネスを実践する上で必要となる知識/スキルを体系的に学びながら、実際のビジネスプランや、地域課題解決プランの提案を行います。

【©KASHIMA ANTLERS】

プログラムの狙いと特徴

スポーツビジネスを実践する上で必要となる知識/スキルを体系的に学びながら、実際のビジネスプランや、地域課題解決プランの提案を行います。

【©KASHIMA ANTLERS】

■講師陣:
・小泉 文明(代表取締役社長)
・鈴木 秀樹(取締役 マーケティングダイレクター)
・中田 浩二(クラブ・リレーションズ・オフィサー)
・他、クラブ内各チームのマネージャー陣がプログラム参画予定
・サッカー以外のスポーツビジネス分野を率いてきた方々の登壇も予定
※詳細は決まり次第お知らせいたします。

■対象者:
・スポーツビジネスに携わっている、将来携わりたいビジネスパーソン
・スポーツビジネスの理解を深めたいプロスポーツ選手、スポーツ運営会社スタッフ
・スポーツビジネスと関わりがあるが、より理解を深め、有効に活用したい地域の自治体職員、スポンサー・パートナー企業の担当スタッフ

■定員/スケジュール:
第一期:2020年9月〜2021年3月
・リーダー育成コース(全13回) 最大25名 (予定)
・エントリーコース(全7回) 最大10名 (予定)

■申込方法:
鹿島アントラーズオフィシャルサイトにある詳細ページをご確認の上、必要事項を記載してお申込みください。
締め切り:2020年8月31日 12:00まで

■コース
・リーダー育成コース
全カリキュラムに参加し、次世代のスポーツビジネスのリーダーを目指す方向けのコース
・エントリーコース
カリキュラムのうち、特に思考力・経営の定石とスポーツビジネスの要諦の理解を目指す方向けのコース

■価格
・リーダー育成コース 29.8万円(税抜)
・エントリーコース 14.8万円(税抜)

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1991年10月、地元5自治体43企業の出資を経て、茨城県鹿島町(現鹿嶋市)に鹿島アントラーズFCが誕生。鹿角を意味する「アントラーズ」というクラブ名は、地域を代表する鹿島神宮の神鹿にちなみ、茨城県の“いばら”をイメージしている。本拠地は茨城県立カシマサッカースタジアム。2000年に国内主要タイトル3冠、2007~2009年にJ1リーグ史上初の3連覇、2018年にAFCアジアチャンピオンズリーグ初優勝を果たすなど、これまでにJリーグクラブ最多となる主要タイトル20冠を獲得している。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント