セビージャ、6度目のEL制覇をかけてインテルと対戦
【(C)LaLiga】
最多5度の優勝回数を誇るセビージャは8月21日、ドイツのケルンで「セクスト(6冠目)」を獲りに行く。相手はラウタロ・マルティネス、ロメル・ルカクらスター選手を擁するインテル・ミラノ。イタリアの猛者もまた1991年、1994年、1998年にUEFAカップを制し、セビージャに次ぐ3度の優勝を経験している。
6月の国内リーグ再開以降、セビージャは全公式戦で9勝5分と無敗を貫き、ラ・リーガ・サンタンデールを4位で終えた。インテルも11勝5分1敗と好調を維持し、セリエAを2位でフィニッシュ。いずれも来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にしている。
堅守を誇る両チーム
セビージャの堅守を支えるディエゴ・カルロス 【(C)LaLiga】
昨夏に就任したジュレン・ロペテギ監督はライバルの危険なFWたちを自陣ゴールから遠ざけるべく、ボールポゼッションをベースとするスタイルをチームに植えつけた。攻撃では左右のサイドバック、ヘスス・ナバスとセルヒオ・レギロンの攻め上がりが鍵を握る。中盤ではセビージャでのラストマッチとなるエベル・バネガがタイトルを置き土産とすべく、クリエイティブなプレーを見せてくれるはずだ。
加入1年目で攻撃の中心となったオカンポス 【(C)LaLiga】
インテルもまたイタリア伝統の堅守を誇るチームだ。再開後のヨーロッパリーグではレバークーゼンとの準々決勝で喫した1失点しか許しておらず、シャフタール・ドネツクとの準決勝は5ー0で大勝している。アントニオ・コンテ監督が作り上げた堅固なセンターバックトリオには、ビジャレアルやアトレティコ・マドリー時代にセビージャと何度も対戦してきたディエゴ・ゴディンを擁する。
注目のマッチアップ
不動の右サイドバックとして活躍するヘスス・ナバス 【(C)LaLiga】
アシュリー・ヤングとヘスス・ナバスのベテラン対決も見どころの1つだ。前者はマンチェスター・ユナイテッド、後者はマンチェスター・シティの一員として、何度もダービーを戦ってきた経験を持つ。
ステファン・デフライとルーク・デヨンクのオランダ人対決にも注目したい。デヨンクはマンチェスター・ユナイテッドとの準決勝で決勝点を決めた。先発か途中出場かは分からないが、出番が回ってくることは確実。その際にはオランダ代表のチームメートであるデフライとマッチアップすることになる。
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