山本由伸の22歳初勝利と、鈴木大地の31歳初勝利は叶うか?【8/18パ・リーグ見どころ】
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山本由伸が22歳初勝利を目指す。高橋光成は自身の連敗をストップできるか
【今季対戦成績】
オリックス→3勝2敗1分
埼玉西武→2勝3敗1分
【オリックス】山本由伸投手 8試合3勝1敗 53.2回 59奪三振、防御率3.86
【埼玉西武】高橋光成投手 7試合2勝5敗 40.1回 37奪三振、防御率6.47
オリックスは17日に22歳になったばかりの山本由伸投手が先発予定。7月5日の埼玉西武戦は7回4安打2失点(自責点1)で勝ち投手となっている。しかし、6連戦のカード頭に起用されるようになった8月は2試合連続5失点と乱調が続いている。本来のピッチングで自身1カ月ぶり&22歳初の白星を挙げたい。一方、埼玉西武・高橋光成投手は6月30日のオリックス戦の勝利を最後に現在自身5連敗中と苦しんでいる。長いトンネルを抜けられるか。
6試合連続安打中のオリックス・吉田正尚選手は、今シーズン高橋光投手から2安打1四球。頼みの主砲が右腕攻略の鍵となるだろう。対する埼玉西武は森友哉選手が前回の山本投手との対戦で4打数無安打と抑えられてしまった。昨シーズン打率.486を記録した京セラドームでリベンジだ。
グラシアル復帰で打順は? 美馬学とホークス新上位打線の対決が見どころ
千葉ロッテ・美馬学投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】
【今季対戦成績】
千葉ロッテ→2勝1敗
福岡ソフトバンク→1勝2敗
【千葉ロッテ】美馬学投手 8試合3勝2敗 46回 40奪三振、防御率5.28
【福岡ソフトバンク】千賀滉大投手 6試合4勝1敗 35.2回 41奪三振、防御率3.53
千葉ロッテの注目野手は和田康士朗選手。16日の北海道日本ハム戦では初のスタメンで5打数3安打3盗塁の荒稼ぎ。お立ち台では「(スタメンと聞いて)ご飯も食べられないくらい緊張していた」と話し、初々しくも凛々しい姿はファンを魅了した。17日にはそのプレースタイルから比較される荻野貴司選手が、約1カ月ぶりの実戦復帰となるファームの試合に出場。外野手のレギュラー争いはいっそうの熾烈を極めるが、育成出身21歳がその対抗馬として今の座を死守できるか、6連戦通して注目したい。
昨年の日本シリーズMVP男が帰ってくる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で来日が遅れた福岡ソフトバンクのグラシアル選手が、18日一軍に合流する。14日のウエスタン・リーグで実戦復帰し、3試合で10打数5安打を記録。実戦のブランクを感じさせないアピールで、スピード昇格となった。ともなると気になるのはその打順。16日にお披露目した1番・今宮健太から始まる、中村晃、柳田悠岐、栗原陵矢の攻撃的な新・上位打線はこのカードでも見られる可能性が高い。そのうえでグラシアル選手を下位打線に迎え入れることで、相手投手の気を休ませることがない、真の意味での「嫌な打線」が、シーズンを3分の1以上消化したこの段階で誕生することになる。ベテラン美馬投手はどう向き合い、自分のペースで試合を組み立てるか注目だ。
月間打率.449の近藤健介と打撃2冠の中田翔を、楽天・弓削隼人はどう抑えるか
北海道日本ハム・近藤健介選手 【(C)パーソル パ・リーグTV】
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→2勝4敗
楽天イーグルス→4勝2敗
【北海道日本ハム】上沢直之投手 5試合2勝2敗 28.2回 29奪三振、防御率3.77
【楽天イーグルス】弓削隼人投手 8試合3勝1敗 43.2回 32奪三振、防御率3.71
北海道日本ハムの先発は上沢直之投手。11日千葉ロッテ戦の登板では四球や暴投でリズムを崩したが、蓋を開けてみれば6回被安打3と相手も的を絞りにくかった模様。得意とする自陣のマウンドで本来のピッチングを見せ、2年ぶりの二桁勝利への足掛かりとしたい。そんな上沢投手を援護したい打線は、8月の打率.449と絶好調の近藤健介選手に、打点・本塁打数で2冠の中田翔選手と、中軸が他を圧倒する成績を誇る。「二人に回せば絶対に点が入る」という信頼はチームの精神的な支柱にもなるだろう。栗山英樹監督の新たなるスタート・601勝目を本拠地初戦で挙げたい。
楽天イーグルスは弓削隼人投手が先発。前回登板の11日埼玉西武戦では5回4失点で勝ち投手になり、昨季の勝ち数3に並んだ。さらに今季は北海道日本ハムに対して、打者24人に被安打3の失点0と相性の良さを見せている。193cmの長身から繰り出される多彩な変化球は今日も冴え渡るか。野手では、本日誕生日の鈴木大地選手に注目。16日の埼玉西武戦で11対1とチームが大敗を喫したなかで、3打数3安打1打点とひとり気を吐いた。31歳の初陣を勝利で飾れるか。
【ファーム】復帰した荻野貴司は連日の活躍なるか? 13時から千葉ロッテ対楽天を配信
千葉ロッテ・荻野貴司選手 【(C)パーソル パ・リーグTV】
17日に行われたカード初戦は点の取り合いとなったが、最後は楽天イーグルスが競り勝った。その試合で3号ソロを放った楽天イーグルス・黒川史陽選手。高めに浮いてきた直球を逆方向へ飛ばし、レフトポールに直撃してみせた。10試合連続安打と猛暑の中でも結果を出し続ける高卒ルーキーに期待しよう。
一方、千葉ロッテは7月22日の試合から戦線離脱していた荻野貴司選手が待望の実戦復帰。タイムリー二塁打を含むマルチ安打と元気な姿を見せた。まずは指名打者での出場だったが、今後は打撃・走塁のみならず守備に就く機会も注目だ。
【今季対戦成績】
千葉ロッテ→1勝1敗
楽天イーグルス→1勝1敗
文・パ・リーグインサイト編集部
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