<国内男子ゴルフ>翔太と陸也の丸ごと福島オープン!!【最終回です】
【昨年は高校時代の同級生で地元福島県出身の小沼さんと初タッグ©JGTOimages】
最終回は連覇を狙うはずだった星野が今年、ひそかに楽しみにしていたことについて。
昨年大会は、降雨のため最終日が中止となった。
3日目終了時に通算20アンダーで、2位の秋吉翔太に2打差をつけて単独首位に立っていた星野に、ホストVは転がり込んだ。
勝者の儀式も異例尽くしとなった。
きゅうきょ、クラブハウスで行われることになった表彰式。その直前には、当時の選手会長の石川遼らと、ギャラリープラザでファンサービスのサイン会。
雨の中、見に来てくださったギャラリーのみなさんに遼さんと並んでサイン会 【JGTO】
番組内では青木と共に、3日目までのVTRを見ながらプレーを振り返ることになった。
第2ラウンドの16番と18番の1日2イーグルや、65で回った3ラウンドでの4連続バーディなど、好プレーの解説はもちろん、青木がそれ以上に熱心に説いてくれたのは、悪天候時にやりがちなミスショットやその対処法について。
星野「『あそこはこういう打ち方をしたほうが良かったよね』とか…貴重なアドバイスを沢山いただきました。目の前で、青木さんにあんなに詳しく自分のプレーを解説していただけることなんてまずない。すごく為になりましたし、勉強になりましたね」。
4連続バーディで上昇した3ラウンド。この日のプレーで優勝を引き寄せました。 【JGTO】
慌ただしく勝者の儀式を済ませてそろそろコースを出ようかというその時、スタッフが、2枚の写真パネルを持って駆け付けた。
さきほど表彰式で撮ったばかりのともう1枚は、16年大会で、星野がベストアマを獲得した際の記念写真。
そこには、まだ右も左も分からなかった3年前の自分が映っていた。
星野がベストアマを獲得した16年大会は、今や選手会長のゲンちゃんが初優勝。お互い若い?? 【JGTO】
星野がプロ入りを決意したのは、同年の日大2年時。翌月にもQT受験を控えてアマとして、最初で最後に臨んだプロの試合が今大会だった。
186センチの長身を生かしたプロ顔負けの飛距離を武器に、アマとしてただ一人の予選通過を果たして片りんを見せたが、当時は見るからに痩身で、これからプロでやっていくにはパワー不足も否めなかった。
プロ入り後に一念発起。スタミナ強化に取り組み、その3年後の昨年に、みごとにホストVを達成した。
すっかり逞しくなった姿を主催者に見せることができた。
2枚の写真パネルが何よりの証拠のようで、それもまた感慨深かったと星野は言う。
懐かしの3年前 【JGTO】
そして、昨年。ベストアマは東北福祉大の米澤蓮さん。若い力が引き継がれていきます 【©JGTOimages】
連覇を狙いに戻る今年は、会場に行ったらすぐ、2枚のパネルの前で記念撮影するつもりでいた。
しかし今年の第7回は新型コロナウィルスの影響で中止に。
楽しみにしていた“記念撮影”も、2年連続のホストVも持ち越しだ。
あらためて、連覇に挑む来年は、あの大震災から10年。
「10年目の福島では、また僕たち選手で一丸となり、みなさんがお元気になっていただけるようなプレーをお見せできたらと思っています。来年、また福島のみなさんにお会いできることを、楽しみにしています」(星野)。
来年は、新たに”3枚目”の写真パネルもクラブハウスに飾れるといい。
また来年、福島でお会いしましょう 【©JGTOimages】
スリクソン契約の永久シード選手で大会アンバサダーの中嶋常幸をゲストに歴代覇者らが優勝時の思い出を語ったり、15年に出場した松山英樹のハイライトシーンなど、過去6回の開催を振り返ります。
秋吉と星野もリモートで出演。
お楽しみに!
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