6月27日、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテとオリックスの第5回戦が14時から行われる。ここまでの同カード4試合は千葉ロッテが制している。千葉ロッテが連勝を「7」に伸ばすか、オリックスが一矢報いるか。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→4勝0敗
オリックス→0勝4敗

【千葉ロッテ】種市篤暉投手 1試合0勝0敗 6回 5奪三振、防御率1.50
【オリックス】田嶋大樹投手 1試合0勝0敗 5回 3奪三振、防御率1.80

　千葉ロッテの先発は種市篤暉投手。前回登板した20日の福岡ソフトバンク戦では、6安打2四死球と走者を背負いながらも、6回を1失点にまとめる好投を披露した。この試合でも安定した投球を見せ、今季初勝利をつかみたい。打線では荻野貴司選手に注目。26日の試合では3安打をマークした。打率.375と当たっているリードオフマンに期待が高まる。

　対するオリックスの田嶋大樹投手が先発。前回登板した20日の楽天イーグルス戦では、5回3安打3四球1失点の内容で降板した。この試合ではより長いイニングを投げ、打線の援護を待ちたい。打線ではジョーンズ選手が26日の試合で先制の2号2ランを放った。27日も4番としての役割を果たし、チームの連敗ストップに一役買いたい。

　6月27日、楽天生命パークでは楽天イーグルスと北海道日本ハムの第5回戦が14時から行われる。26日の試合では投打のかみ合った楽天が快勝し、対戦成績を3勝1敗とした。

【今季対戦成績】
楽天イーグルス→3勝1敗
北海道日本ハム→1勝3敗

【楽天イーグルス】松井裕樹投手 1試合0勝0敗 4回 3奪三振、防御率2.25
【北海道日本ハム】加藤貴之投手 1試合0勝0敗 4回 5奪三振、防御率2.25

　楽天は松井裕樹投手が先発する。2年ぶりの先発登板となった20日のオリックス戦では、初回に33球を投じるなど苦心しながら4回1失点の投球。今季初勝利に向けて、立ち上がりからテンポよく投げていきたい。

　打線の注目は銀次選手。26日の試合では2打席目に開幕戦以来となる安打を放つと、続く3打席目にも左前に打球を運んでマルチ安打を記録した。復調気配の巧打者が、チームを連勝に導く。

　対する北海道日本ハムの先発は加藤貴之投手。20日の登板では、埼玉西武打線を相手に4回1失点、5奪三振と好投。勝利投手の権利こそ2番手・玉井大翔投手に譲ったが、役割を果たして勝利に貢献した。安定感のある投球で、再びチームに流れを呼び込めるか。

　打線からは横尾俊建選手に注目したい。26日は先発を外れたが、23日からの楽天との対戦では、3試合連続で安打を記録している。球界を代表する左腕を攻略し、アピールすることはできるか。

　6月27日、メットライフドームで埼玉西武と福岡ソフトバンクの第5回戦が14時から行われる。26日は試合終盤に福岡ソフトバンクが一旦は勝ち越すも、8回裏に木村文紀選手の満塁弾が飛び出して埼玉西武が勝利。五分の対戦成績で迎える一戦、両チームとも勝ち越しを狙う。

【今季対戦成績】
埼玉西武→2勝2敗
福岡ソフトバンク→2勝2敗

【埼玉西武】松本航投手 1試合0勝1敗 6.1回 4奪三振、防御率2.84
【福岡ソフトバンク】和田毅投手 1試合0勝0敗 6.1回 7奪三振、防御率1.42

　埼玉西武の先発は松本航投手。開幕2戦目を任された20日の北海道日本ハム戦では、7回途中2失点と好投したものの、味方の援護に恵まれず敗戦投手となっている。再びの好投で今季初勝利をつかみたい。

　打線の注目は中村剛也選手だ。25日の試合は無安打に終わり、26日も3打席目までは快音が聞かれなかったが、8回裏に迎えた第4打席に左前打を記録した中村選手。今季は安打を記録した3試合中2試合が猛打賞と、1本出ると立て続けに安打を放っているだけに、リズムをつかんだベテランの一打に期待したいところだ。

　対する福岡ソフトバンクは和田毅投手が先発。こちらも7回途中1失点、7奪三振と千葉ロッテ打線を相手に好投したが、打線が振るわず勝利とはならなかった。昨季2回の登板でいずれも4失点以上と苦しんだ埼玉西武を相手に、今季はどのような投球をみせるか

　攻撃陣からは今宮健太選手に注目したい。背中の張りから25日の試合は欠場したものの、26日には先発復帰し再三の好守を披露。打撃でもマルチ安打とコンディションの影響を感じさせない活躍を見せた。連日の攻守にわたる活躍に期待だ。

　ロッテ浦和球場では、埼玉西武と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦、第2回戦が行われる。26日の試合は、9対1で千葉ロッテが投打で埼玉西武を圧倒した。

【今季対戦成績】
埼玉西武→0勝1敗
千葉ロッテ→1勝0敗

　千葉ロッテでは高卒2年目の山口航輝選手に注目。前日の試合では、1号2ランを放つなど、3安打4打点の活躍で打線をけん引した。1年目の昨季は114試合に出場、打率.238、6本塁打の成績を残した期待の右打者から目が離せない。対する埼玉西武では呉念庭選手が1号ソロを放った。一軍に登録されながらも二軍の試合で汗を流す5年目のユーティリティープレイヤーに期待が高まる。

　オセアンバファローズスタジアム舞洲では、オリックスと広島のウエスタン・リーグ公式戦、第2回戦が行われる。前日の試合は7対0で広島が快勝を収めている。

【今季対戦成績】
オリックス→0勝1敗
広島→1勝0敗

　オリックスでは2年目の太田椋選手に注目。前日3安打に終わった打線のなかで1安打をマーク。ここまでの打率も.280と好成績を残している。3番に座る若き巧打者の快打に期待したい。

　タマホームスタジアム筑後では、福岡ソフトバンクと阪神のウエスタン・リーグ公式戦、第2回戦が行われる。前日の試合では福岡ソフトバンクがサヨナラ勝利を収めた。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→1勝0敗
阪神→0勝1敗

　福岡ソフトバンクでは釜元豪選手に注目。前日の試合では同点タイムリーを含む2安打をマーク、打率.385とよく当たっている。このままファームで結果を残し続け、一軍昇格を勝ち取りたい。

「パ・リーグ インサイト」編集部