鈴木将平、呉念庭が起用に応えマルチ安打! 乱打戦を12得点の埼玉西武が制す

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【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 6月11日、メットライフドームにて行われた埼玉西武と楽天の練習試合は、12対8で埼玉西武が勝利。試合は序盤から点の取り合いが続き、両軍合わせて20得点の乱打戦となった。

 埼玉西武は2回表、1死走者なしの場面で5番・中村剛也選手が楽天の先発・岸孝之投手からフェンス直撃の二塁打で出塁する。続く6番・栗山巧選手がセンター前へ安打を放ち、中村選手が好判断で本塁に生還。1点を先制した。その後8番・鈴木将平選手の二塁打などでなおも2死満塁としたが、交代した寺岡寛治投手の前に追加点とはならず。得点は1点に終わった。

 しかし3回表、埼玉西武は楽天の3番手・福井優也投手を攻める。無死1,3塁から山川穂高選手の犠飛で1点を追加すると、なおも1死2塁から中村選手の適時打でこの回2点目。さらにチャンスは続き、7番・川越誠司選手、続く鈴木選手に適時二塁打、さらに9番・呉念庭選手には2ランが生まれこの回一挙7得点の猛攻でスコアは8対0となった。

 先発・十亀剣投手は3回裏に2点を失ったが、直後の4回表、3番・森友哉選手、栗山選手の安打などで2死満塁と好機を演出。ここで鈴木選手が初球をライト前に運び、本日3安打となる適時打で9点目を加えた。一方的な展開になったかと思われたが、4回裏に2番手・田村伊知郎投手が3番・ブラッシュ選手、4番・浅村栄斗選手に2者連続本塁打を浴びるなど5失点。2点差に詰め寄られる。

 それに負けじと獅子打線は攻撃の手を緩めない。5回表の山川選手の適時打、6回表の呉選手の適時二塁打で3点を加え12対7と再び5点差にリードを広げた。5回裏から登板した本田圭佑投手が3イニング目の7回裏に1点を失ったが、その後は8回裏を森脇亮介投手、9回裏を武隈祥太投手が無失点に抑え試合終了。埼玉西武対楽天の練習試合は12対8で埼玉西武が勝利した。

 埼玉西武打線は16安打12得点と今季もその破壊力を見せた。なかでも練習試合初のスタメン出場となった鈴木将平選手が3安打2打点1盗塁、呉念庭選手も1本塁打含む2安打3打点でアピール。ここ数日当たりがなかった森友哉選手も3安打と復調の気配をのぞかせた。一方投手陣は先発・十亀剣投手が3回6安打2失点、田村伊知郎投手が1回5失点など、多くの課題を残した。

  123456789 計
西 017121000 12
楽 002500100 8

西 十亀剣-田村伊知郎-本田圭佑-森脇亮介-武隈祥太
楽 岸孝之-寺岡寛治-福井優也-辛島航-安樂智大-瀧中瞭太-津留崎大成

文・丹羽海凪
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