無敗の皐月賞馬誕生か、それとも?
【2019/4/14 中山11R 皐月賞(G1) 1着 12番 サートゥルナーリア(1番人気)】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
なお、良馬場以外の3回(すべて稍重)に限ると1〜4番人気はすべて複勝率33.3%にとどまり、上位人気の信頼性は道悪になるとやや低下すると考えたい。
枠番別成績(東京代替の2011年を除く)
■表2 【枠番別成績(東京代替の2011年を除く)】
無敗馬の皐月賞成績(3勝以上、1991年以降)
■表3 【無敗馬の皐月賞成績(3勝以上、1991年以降)】
乗り替わりでの皐月賞3着以内馬
■表4 【乗り替わりでの皐月賞3着以内馬】
前走着順別成績
■表5 【前走着順別成績】
なお、2走前以前も含めた全成績で4着以下が2回以上あった好走馬は、13年の優勝馬ロゴタイプ【4.0.1.2】と、18年の2着馬サンリヴァル【2.0.0.2】の2頭のみ。ともに4着2回で、5着以下に2回以上敗退した馬の好走はない。
前走レース、着順別成績(3着以内に該当馬がいるレースのみ)
■表6 【前走レース、着順別成績(3着以内に該当馬がいるレースのみ)】
また、前走1600m(アーリントンC)からの唯一の好走馬・ペルシアンナイト(17年2着)は、芝1800mで【1.1.0.0】。同馬も含め、好走馬30頭はすべて芝1800m以上のレースで3着以内の経験があり、ダンビュライト(17年3着)を除く29頭は優勝実績を持っていた。
【結論】
2番手以下も前走1着馬が中心(表5)。皐月賞連覇を狙うルメール騎手に乗り替わる弥生賞馬・サトノフラッグ、引き続き福永祐一騎手が騎乗する2歳王者・コントレイルが有力だ。前走2着馬では、最多の好走馬3頭を出すスプリングS組(表6)のヴェルトライゼンデ。また、8〜9番人気あたりに買い材料のある馬がいれば、ほかに少々のマイナス要素があっても狙っていきたい(表1)。
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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