波乱の目もある!? 日経賞を分析する
【2020/3/23 中山11R 日経賞(G2) 1着 1番 メイショウテッコン】
日経賞 近5年の3着以内馬一覧
■表1 【日経賞 近5年の3着以内馬一覧】
人気順では、1番人気馬が【0.2.0.3】で勝ち星がなく、連対率・複勝率40%とやや低め。上位人気馬では4番人気馬が【2.0.2.1】で一昨年以外はすべて3着以内に入っており、健闘が目立つ。3着以内馬はすべて上位7番人気以内の馬から出ている。ただし、15年・17年・18年は1・2番人気馬が馬券圏外に敗れており、17年・18年は3連単10万円以上の波乱となった。過去の実績だけでは簡単に決まらないレースといえるだろう。
日経賞 近5年の年齢別成績
■表2 【日経賞 近5年の年齢別成績】
5歳馬は一昨年のガンコら2勝をあげ、複勝率26.7%で4歳馬に続いている。勝ち馬は4・5歳馬に集中していた。対して、6歳馬は3着1回のみと不振傾向。なお、7歳以上の馬は勝ち星こそないものの、近2年もサクラアンプルールが連続で好走。複勝率19.0%と侮れない。
日経賞 近5年の前走レース別成績
■表3 【日経賞 近5年の前走レース別成績】
その他ではアメリカJCC組、中山記念組、ステイヤーズS組と、前走中山芝重賞から3着以内に入っているケースも見られる。
日経賞 近5年の前走距離別成績
■表4 【日経賞 近5年の前走距離別成績】
前走2500m組の好走馬5頭はすべて前走有馬記念組。前走2400m戦だった4歳馬ならびに前走有馬記念組には注目しておきたい。
日経賞 近5年の前走着順別成績
■表5 【日経賞 近5年の前走着順別成績】
また、前走3着馬は複勝率20%とやや低めだが、前走4着馬は同50%、前走5着馬は同100%と優秀。前走5着以内に入っていた馬が近5年の3着以内馬15頭中12頭を占めている。
前走6着以下から勝利したのは昨年のメイショウテッコン(前走日経新春杯9着)のみ。前走10着以下から巻き返した15年2着ウインバリアシオン(前走有馬記念12着)、17年3着アドマイヤデウス(前走有馬記念11着)の2頭は過去に日経賞で勝利した経験があった。
日経賞 近5年の馬体重別成績
■表6 【日経賞 近5年の馬体重別成績】
勝ち馬5頭はいずれも460キロ以上で、特に480キロ以上の馬から3着以内馬11頭が出ている。480キロ以上の大型馬、特に500〜519キロの馬はチェックしておきたい。
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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