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2019/2/17 東京9R ヒヤシンスステークス 1着 6番 オーヴァルエース

ダートで好成績を収めるヘニーヒューズを分析

JRA-VAN

2017年に内国産の初年度産駒がデビューして以来、存在感を高めつつあるヘニーヒューズ。芝の重賞も勝っているが、芝14勝に対してダート170勝と圧倒的にダートで勝ち鞍を稼いでいる。そこで今回は、得意のダートにおけるヘニーヒューズを分析してみたい。集計期間は2017年6月17日から2020年3月1日。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

牡牝・年齢別成績

■表1 ■表1 牡牝・年齢別成績

表1には牡牝別と年齢別の成績を示した。牡牝別成績(セン馬は牡馬と合算)から見ていくと、複勝回収率を除く4項目で牡馬のほうが高い数値を残し、なかでも牡馬の単勝回収率116%は優秀だ。ただし、同期間の全種牡馬についてのデータ(ダート戦)を出すと、牡馬が勝率7.6%、複勝率22.5%、牝馬が勝率5.9%、複勝率18.3%。そもそも牡馬のほうが好走率は高く、ヘニーヒューズの牡牝の差も同程度に収まっており、牡馬が特別強いわけではない点は留意しておきたい。

次に年齢別のデータでは、なんといっても2歳の好成績に注目。そこで、2歳についてクラス別のデータを掘り下げてみたところ、未勝利戦で勝率19.0%、単勝回収率205%、1勝クラスでも勝率23.3%、単勝回収率321%と抜群の成績を残していることがわかった。新馬戦も勝率11.0%、単勝回収率89%と水準以上ながら、より狙ってみる価値があるのはデビュー済の2歳馬と言える。

人気別成績

■表2 ■表2 人気別成績

表2は人気別成績。注目すべきは2番人気の好成績で、1番人気に近い好走率を記録し、単複の回収率も100%以上となっている。たとえばリステッド競走のヒヤシンスSでは、19年にオーヴァルエースが1着、20年にもタガノビューティーが2着と、2年連続で2番人気のヘニーヒューズ産駒が好走を果たした。また、3番人気と4番人気についても似たような関係が成り立っており、上位に関しては偶数人気が狙い目と覚えておくといいかもしれない。そのほか、9番人気や10番人気以下の回収率が高く、人気薄でも侮れない。

競馬場別成績

■表3 ■表3 競馬場別成績

表3は競馬場別成績。レベルが高い馬が集まる中央場でしっかり通用しているのが特徴のひとつで、東京、中山、京都の勝率が高く、若干勝率が落ちる阪神も複勝率では差がない。一方、ローカルでは数値のバラツキが見られ、得意なのは新潟と函館。対して、福島と小倉では2着の数が非常に多い影響で勝率を下げており、勝ち切れないケースに注意したい。

距離別成績

■表4 ■表4 距離別成績

表4は距離別成績。短距離向きのイメージもあるヘニーヒューズだが、ダートに関しては中距離までこなしているようだ。とはいえ、本当に1900mや2000mでも大丈夫なのかは気になるところなので、「1700〜2000m」の内訳を詳しく確認してみた。すると、出走の大半は1700〜1800mで、1900〜2000mでは【2.0.2.13】、勝率11.8%、複勝率23.5%、単勝回収率23%、複勝回収率45%という成績。また、この2勝はいずれも1番人気だった。こうしたデータを見る限り、基本的には1800mまでが守備範囲で、1900m以上は能力上位の人気馬のみ、と判断すべきではないか。

コース別成績(20走以上)

■表5 ■表5 コース別成績(20走以上)

競馬場別、距離別の成績を見たところで、具体的に得意とするコースの成績を示したのが表5。集計期間内に20走以上したコースを対象に、勝率順、単勝回収率順で上位の各5コースを掲載した。

まず、勝率順の上位5コースはすべて1400m以下となっており、本質的には短距離向きなのだろうということが、このデータからは伺える。一方、単勝回収率順では新潟1800m、函館1700m、中山1800mと上位5コース中3コースが中距離。若干長いと思われて人気を落とすのだろうが、これら3コースは好走率も水準以上なので馬券的な価値は高い。また、勝率順、単勝回収率順ともにトップ5に入ったのが東京1300m、中山1200mで、特にハイレベルな数値が並ぶ東京1300mは文句なしの得意コースと言ってよさそうだ。

枠番別成績

■表6 ■表6 枠番別成績

表6は枠番別成績。安定して走っているのは6〜8枠で、なかでも8枠は好走率、回収率ともに優秀だ。また、2〜4枠は好走率がやや落ちるものの単勝回収率が高く、穴馬の激走も期待できる。

騎手別成績(20走以上)

■表7 ■表7 騎手別成績(20走以上)

表7は騎手別成績。集計期間内に20回以上騎乗したジョッキーを対象に、勝率順、単勝回収率順で上位の各5騎手を掲載した。勝率順で1位の川田将雅騎手、2位のC・ルメール騎手はいずれも勝率30%台と、頭ひとつ抜けた数値を記録。今年のリーディング順でも1、2位の両者は、ヘニーヒューズ産駒に乗ってもしっかり勝ち切っている。また、3位の三浦皇成騎手と4位の石橋脩騎手は単勝回収率順でもトップ5に入っており、妙味を兼ね備えているのが魅力的。その単勝回収率順で1位の国分恭介騎手、2位の大野拓弥騎手は好走率も水準以上で、穴党のみならず要注意のジョッキーとなっている。

文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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