【女子Fリーグ】3連覇を目指す女王・アルコイリス神戸が加藤正美の2ゴールなどで福井丸岡ラックに貫禄勝ち!

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【軍記ひろし】

18日に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で、たけやま3.5 Presents 日本女子フットサルリーグ2019/2020 supported by GAViC プレーオフ準決勝第1戦が行われた。リーグ戦を2位で終えたアルコイリス神戸と3位の福井丸岡ラックによる決勝進出をかけた一戦は、6-3でアルコイリス神戸が勝利している。

女王・アルコイリス神戸が決勝へ王手

リーグ1位のバルドラール浦安ラスボニータスへの挑戦権をかけたプレーオフ準決勝第1戦。お互いに落ち着いた入りを見せるが、徐々にアルコイリス神戸が流れを掴む。すると4分、左サイドを縦に持ち出した加藤正美のシュート性のボールがディフレクトしてゴールネットへと吸い込まれた。

アルコイリス神戸と同様に集中した試合への入りを見せた福井丸岡ラックだったが、失点後の7分と8分に、「練習してきた逆サイドへの対応」(田中悦博監督)でミスが出てしまい点差を広げられる。それでも10分には高尾茜利が個人技からネットを揺らすなど食らいつく。

前半は、お互いにさらに1点ずつを加えて4-2とアルコイリス神戸がリードして終えた。

迎えた後半は追いかける福井丸岡ラックが、ボールを持つ時間が増える。対するアルコイリス神戸も「相手には良いピヴォがいるので入れさせないような対策」(神戸洋平監督)がはまり、そこからのカウンターでチャンスを作っていく。

するとアルコイリス神戸は25分、若林エリのラストパスから加藤がこの日2点目を奪う。福井丸岡ラックも29分に高い位置でボールを奪った北川夏奈が、そのままシュートを決めきるなど一進一退の攻防が続く。5-3で迎えた33分、平井佑果が放ったシュートのこぼれ球を門井恵美が押し込んで、アルコイリス神戸がこの試合最大となる3点差とした。

試合終盤は後がない福井丸岡ラックが攻め込んでいくが、試合巧者のアルコイリス神戸がうまくいなして3点差のままでホイッスル。

この試合で2ゴールを決めるなど勝利に大きく貢献した加藤は「自分たちが目標とするのは3連覇。今日の勝利を無駄にしないように、明日もう一度、気持ちを入れ直してやっていきたい」と、前人未到の3連覇に向けて死角なし。

一方の福井丸岡ラックは、勝ち上がりのために4点差以上の勝利が必要。そのなかで2ゴールを奪った高尾の活躍は、明日に向けてポジティブな面だろう。田中監督は「“80分の試合”の前半が終わっただけ。こちらも惜しい場面はあったので、そこを決め切れるように」と手応えがあったオフェンス面をさらに強化して第2戦に臨む。苦しい状況だが、キャプテンの浅野樹は福井丸岡ラックらしく「今日も楽しんでプレーできたので、明日も楽しんで諦めずに頑張りたい」と逆転での決勝進出を誓った。

注目の第2戦は19日(日)13時30分に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われる。

■試合結果

アルコイリス神戸 6
-3 福井丸岡ラック

【神戸】
4分 加藤正美
7分 中島菜月
8分 若林エリ
13分 小村美聡
25分 加藤正美
32分 門井恵美

【福井】
10分 高尾茜利
18分 高尾茜利
29分 北川夏奈

■プレーオフ日程

プレーオフ準決勝 @駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

第2戦 1月19日(日)11:30〜 アルコイリス神戸 vs 福井丸岡ラック
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