【天皇杯】優勝記者会見 全文

ヴィッセル神戸
チーム・協会

【VISSEL KOBE】

1月1日(水)に開催された天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会決勝において、見事勝利を飾り、クラブ創立25周年に初タイトルを獲得したヴィッセル神戸。試合後に都内のホテルにて記者会見を行った。登壇者のコメント全文を紹介する。

三木谷浩史会長

次なる目標となるアジアチャンピオンを目指すことを誓う三木谷会長 【VISSEL KOBE】

お客さんを魅了するフットボールを目指してやってきた。次はアジアチャンピオンという大きなタイトルを目指して頑張っていきたい。

皆さま、明けましておめでとうございます。ヴィッセル神戸の三木谷でございます。本日は新年のお忙しい中、お集りいただきましてありがとうございます。

我々、ヴィッセル神戸は本日の天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会決勝戦において勝利を収め、悲願の初タイトルを獲得することができました。

ご存知のとおりヴィッセル神戸は、神戸を本拠置にしているチームです。神戸で震災の起こった1995年に設立されたクラブでございます。私が神戸出身ということもあり、そういう縁でクラブに携わり、今は楽天グループのほうで運営をさせていただいております。

クラブ25周年、ようやく悲願の初タイトルを獲得することができました。しかも令和になって初めてで、また国立競技場が新しくなって初の大会でこのような優勝を果たすことができたのは本当に素晴らしいことだと思いますし、今までクラブを支えてきていただいた様々な関係者の皆様、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様に本当にお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

ヴィッセル神戸には、一昨年にアンドレス イニエスタ選手という素晴らしい選手が加入しました。その他にもルーカス ポドルスキ選手、ダビド ビジャ選手、トーマス フェルマーレン選手という世界レベルの選手を集めて、単純に強いチームではなく、お客さんを魅了するスタイリッシュなフットボールを目指してやってきました。様々な大きなチャレンジもありましたが、何とか信念を貫いてきて良かったなと思っている次第です。

この優勝によって、AFCチャンピオンズリーグに参加できることになりました。次はアジアチャンピオンという大きなタイトルを目指してクラブ一丸となって頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました


トルステン フィンク監督

選手、スタッフ、三木谷会長への感謝の気持ちを述べるフィンク監督 【VISSEL KOBE】

このクラブの監督であることを誇りに思っている。このまま進んでいきたい。

コンバンハ。私はこのクラブの監督であることを誇りに思っていますし、非常にうれしく思っています。半年前に私を信じてくれたことにすごく感謝しています。

このクラブには、バスにも書いてある一つのスローガンがあります。「Believe your Dream」なのですが、私は今日、試合前に選手たちにも言いました。「自分たちの夢を実現させよう」と、その気持ちで私はこの半年間やってきましたし、いい仕事ができた証になったんじゃないかと思います。

選手に対しては感謝の気持ちでいっぱいなのですが、クラブにかかわっているスタッフの皆さんにも感謝しています。また、チームを離れる選手が何人かいますが、今、私の隣に座っているダビド ビジャ選手もその一人なのですが、彼らの働きにも感謝していますし、彼らの今後にはグッドラックという言葉を送りたいです。

今日のメンバーについて、私は本当に難しい決断をしなければいけませんでした。それはセルジ サンペール選手という能力のある選手を、外国人選手枠という制限もあって連れていくことができませんでした。サンペール選手は、ヴィッセル神戸の未来に必要な選手ですので、彼には私のその気持ちを知ってほしいです。

私自身も過去に、試合に出場せずチャンピオンズリーグで優勝したという経験があります。それでも私はチームの一員でしたし、チームにかかわっていた選手全員が優勝したということですので、それも分かってもらいたいです。

最後に、三木谷さんに深い感謝の気持ちを伝えたいです。彼がいなければ、すべてのことは実現できませんでした。今、三木谷さんが言ったとおり、一つの大きな目標は達成できましたが、次の目標ができましたので、このまま一緒に前へと進んでいきたいです。ありがとうございます。皆さんへは、あけましておめでとうございます。良い年を送ってください。今日が新年が明けた日というのは、忘れてしまっていたので(笑)


アンドレス イニエスタ選手

会見中、笑顔を見せるイニエスタ選手 【VISSEL KOBE】

このクラブがさらに成長していくために大きな分岐点になる

ヴィッセル神戸で初めてのタイトルを獲った感想をお願いします。
皆さん、明けましておめでとうございます。この勝利は本当にクラブにとって、ファンの皆さんにとって、神戸の街にとってすごく重要なタイトルだと思います。このクラブにとって大きな一歩ですし、今後、さらに大きく成長していくための第一歩になってくれればと願っています。

自分が神戸に来て1年半くらいになりますが、いい時も悪い時もありました。ただ、こういった形でタイトルを獲れたことは、このクラブがさらに成長していくために大きな分岐点になると感じています。自分は今まで「勝者のプロジェクト」にかかわってきましたし、このタイトルも「勝者のプロジェクト」の一環だと捉えています。このプロジェクトのために今後も頑張っていきたいと思います。

先ほど監督も言ったように、今日、代表して戦ったチームが試合に勝って優勝しましたが、今日ピッチで戦った選手たちだけではなく、今日、ピッチに立たなかった選手たち、そしてクラブを蔭で支えているスタッフたち、みんなで獲ったタイトルです。

試合になかなか出られない選手たちのトレーニングに向き合う姿勢は素晴らしかったですし、チームとしてはさらに成長していかなければいけないですし、チーム一丸となって成長していくべきだと思います。今日はしっかりとこの勝利を祝って、少し休みを取ってから、2020シーズンは新たなモチベーションを持って挑んでいければと思います。


ダビド ビジャ選手

優勝の喜びを語るビジャ選手 【VISSEL KOBE】

想像もしていない最高の幕引き。心から喜んでいます。

現役最後の試合を優勝という最高の形で終えられたことについて聞かせてください。
本当に喜んでいます。このような形で自分のキャリアを終えられるとは想像していませんでした。1年前にヴィッセル神戸に来ると決めたことを喜んでいます。

ヴィッセルはたくさんのことを自分に与えてくれましたし、この1年間は素晴らしい時間を過ごすことができました。引退発表会見をしてから三木谷会長が先頭に立って、自分が素晴らしい形で引退できるように、クラブの皆さんがいろいろと支援してくれました。最後に、こういった形で終えられるのは最高の幕引き。本当に心から喜んでいます。


山口蛍選手

令和初の天皇杯獲得で自身3つ目のタイトルとなった山口選手 【VISSEL KOBE】

大きなプロジェクトの中に自分がいられる幸せを噛み締めてプレーした

ご自身にとっては3つ目のタイトルになると思いますが、クラブにとって初めてのタイトルというのは一段と喜びは違うものなのでしょうか?
やっぱりタイトルを獲ったことがないということを考えると、このタイトルはヴィッセル神戸がこれからもタイトルを獲っていくにあたって、強豪と呼ばれるチームになるにあたって、すごく大きなタイトルになると思います。また、ヴィッセル神戸の大きなプロジェクトの中に自分がいられるという幸せを噛みしめながら今日はプレーしました。このタイトルを獲ることができて本当に良かった。一番の目標は、アジアナンバーワンクラブになること。しっかり休んで、ACLに向けて調整して、次はACLを獲りたいと思います。


藤本憲明選手

4年前はJFAでプレーしていた藤本選手。更なるレベルアップを誓った。 【VISSEL KOBE】

(天皇杯を勝ち取ったのは)自分のキャリアにとてもすごく大きなこと

今日は藤本選手のゴールもあってタイトルを獲得されました。ご自身はJFLからすべてのカテゴリーを経験されてきて、今日は5万人以上という観客の前でプレーされた感想と、国立競技場の感想も聞かせてください。
JFLでは200人、300人という規模で試合をしている中で、今日のような5万人を超える観客の前でプレーするというのは4年前は夢にも思っていなかったです。まさか国立で自分が点を取って優勝するとは考えてもみなかったことなので。今日、チームのみんなで勝ち取ったというのは自分のキャリアにとってもすごく大きなこと。これからもアジアのチャンピオンになるというのは大きな目標ですし、それを達成するためには僕自身ももっともっとレベルアップして結果を出しながら、チームとしてもいいチームになってしっかりとアジアチャンピオンになれるように、来シーズンはしっかり準備していきたいなと思います。


会見動画は、関連リンクにてご覧ください。
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著者プロフィール

Jリーグ所属のヴィッセル神戸の公式アカウントです。クラブの最新ニュースや記事、イベントやチケットなど様々な情報をお届けします。

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