<国内男子ゴルフ>Abemaの男! 白佳和が「諦めないで、夢を」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【40歳だって、まだまだ夢を見る】

■国内男子ゴルフ/ クローズアップ / 若手がひしめくチャレンジT「AbemaTVツアー」で今季、賞金王に輝いたのは40歳。白佳和の見果てぬ夢

チャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」は若手の登竜門というだけではない。ベテランも復活を模索する。若手中心のフィールドで今季、40歳がみごとによみがえった。

白佳和(はくよしかず)は15歳でゴルフを始め、2000年にプロ転向。05年に初シード入り。その後、多少の出入りはあっても13年までシード権を確保した実力者が14年に、失意の陥落…。

優勝のチャンスも幾度かあったが勝てないまま、いったん表舞台を去った。
昨年は、ツアー出場でさえ出場困難な状況に陥りながら、今季みごとな返り咲きを果たした。

AbemaTVツアーの最終戦「JGTO Novil FINAL」など2勝を飾って同ツアーの賞金王に輝き、年末の部門別表彰式で登壇。

「僕がゴルフだけに専念できるように、スポンサーのみなさんに、環境を整えていただいておかげです」と、大阪に本社を置く所属先『和光金属工業』のみなさんにも、真っ先に感謝を述べた。

今年、白が2年ぶりに戻ったチャレンジトーナメントは劇的に、変化していた。
インターネットテレビの「AbemaTV」が特別協賛について全試合が3日間に変更されたのをはじめ、毎試合でネット中継を生配信。
「自分の活躍を、応援してくださる方に直接、見ていただける。その点でもすごく喜んでいただけた」と、ベテランにも大いに張り合いに。

賞金1位の資格で来季、6年ぶりに戻るレギュラーツアーは7年前に、やり残したままの大仕事がある。
受賞の際に、JGTO会長の青木功にも耳打ちされた。
「…来年こそ勝てよ」。
「はい…!」と40歳が、初々しくうなづいた。

「レギュラーツアーでは、勝てないままだったこと」。それこそが復活の何よりの起爆剤だった。「ずっと諦めきれなかった。諦めないで、夢を追いかけたいと思った。諦めないで、今度こそ実現させる」。
40歳だって、まだまだ夢の途中だ。
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