千葉ロッテマリーンズが新しいフェーズに突入する。楽天ゴールデンイーグルスからＦＡで美馬学投手を獲得。さらに福岡ソフトバンクホークスから福田秀平外野手を獲得し外国人補強では元広島カープのジャクソン投手を獲得するなど積極果敢な補強で日本プロ野球界のオフの主役に躍り出いている千葉ロッテマリーンズは今後も補強を続けることでファンを魅了することを約束した。

　河合克美オーナー代行兼球団社長は「ファンの皆様にワクワク、ドキドキしてもらえるようなチームを作らなくてはいけない。投資をすることで魅力的なチームを作り上げ、人気をもっともっと上げていきたい。目先だけではなく５年後、１０年後に夢と希望をもってもらえるような企業を目指す」と語る。

　常日ごろから「チームと事業の両輪がしっかりと回らないとうまくいかない」と話す河合オーナー代行兼球団社長。これまで事業面が最優先される傾向が目立っていたが、ファンが一番に求めているのは優勝であり、日本一であること。そして魅力的なチーム作りであることを念頭に、チーム側への投資を強化する方針を次々と打ち立てている。

　それは戦力だけではない。２０１９年にはチーム戦略部を創設。アナリストの雇用に機材投資を進めたことで２０１９年の千葉ロッテマリーンズは見違えるような野球を展開することが出来た。オフにはシアトルのトレーニング施設への選手派遣。プエルトリコ、台湾へのウィンターリーグへの選手派遣など次から次へと来季に向けた手を打ち続けている。今後は設備面の投資も積極的に行っていく方針だ。

　「責任をもって素早い判断で実施に向かう」と河合オーナー代行兼球団社長。今後も千葉ロッテマリーンズから目が離せない。